害虫や蚊に悩まされる季節におすすめの、虫よけハーブセットです。
★★ご注意:ハーブの虫よけ効果について★★
自然の植物の発する匂い等の成分による効果ですので、植物の生育状態や植えられる環境、害虫の種類によってはあまり効果が出ない場合もあります。
セット内容:
ニーム(虫避けの木・インドセンダン)3号ポット× 1
蚊連草(蚊よけ植物かれんそう)3号ポット × 1
○ニーム(虫避けの木・インドセンダン)
虫よけとして大人気のニームの苗木です。ニームはインド原産のインドセンダンという植物です。この木のアザディラクチンという成分が昆虫の幼虫の脱皮や羽化を妨げる効果があります。一方 木のどの部分を噛んでも苦く、現地では虫よけの木として畑などに植えられています。この葉を食べた虫は食欲がなくなり餓死するため、インドでは畑の回りを囲むように植えて虫除けに利用しています。バッタ、ハエ、蚊、アブラムシ、ハダニ、スリップスなど約200種類の昆虫に効果があるといわれています。また薬草としても有名です。国内での使用例として、家の入り口付近に2鉢ほどを置いておくと家の中に蚊が入ってこない、生ゴミ置き場に植えておくと、ショウジョウバエが出ない、などの例があり、有名なゴルフ場など公共施設にも植えられています。但し、もともと熱帯性の植物のため、日本国内での戸外での冬越しは難しく、沖縄などのごく暖かい地域を除き、冬には枯れてしまいます。鉢植えで管理し、春~秋にかけて戸外で虫よけと利用した後は室内で冬越しをさせるか、毎年春に買い替える等のご利用をおすすめします。
学名:Azadirachta indica
和名:インドセンダン(印度栴檀)
別名:ニーム(neem、nim、margosa)
タイプ:センダン科インドセンダン属の半耐寒性常緑高木
(寒い地域では冬季落葉または枯れます)
用途:鉢植え
日照:日向むき
栽培方法:
日当たりがよく、暖かいところに植えてください。チッ素肥料を与えるとよく成長します。霜が心配な時期になったら鉢植えにして、屋内で管理します。その際、青々としていた緑の葉が落葉しますが、翌年、新芽がでてきます。木が小さいうちから虫よけ効果がありますが、成長が早いので成木になればより大きな効果を期待できます。
利用方法:
畑の回りを取り囲むように植え付けてください。木の間は4~5m空けて植え付けます。目安は100坪あたり14~15本です。狭い場所ではなるべく虫除けをしたい植物の近くに植えてください。
暑さに強い品種なので、日当たりの良い場所に植えつけていただけば次々に葉が出てきます。
★寒さに弱いので遅霜に注意してください。また、強風下では葉が傷む場合があります。温室で育てられた苗を出荷していますので、春先は徐々に外気に慣らしてください。
○蚊連草(蚊よけ植物かれんそう)
話題の蚊よけ植物です。夏は蚊が多くてお庭に出られない、という方はぜひお試しください。蚊連草は遺伝学者ファンリーニ氏が長年の実験的異種交配により研究開発した植物です。秘密はその「香り」。蚊連草に含まれる「シトロネラール」は蚊に対する忌避効果と蚊の二酸化炭素察知能力を低下させる効果があるといわれています。蚊を全く寄せ付けないわけではありませんが、蚊連草にとまった蚊は炭酸ガスを察知する能力が鈍り、刺しにくくなります。新芽の香りに蚊よけの成分がありますので、適度なところで剪定し、いつも下から新芽が出ているように管理してください。葉の枚数が多いほど香りも強くなります。
タイプ:フウロソウ科ゼラニウム属の半耐寒性宿根草
生育適温:18~30度
花期:5月
草丈:25~30cm
日照:日向むき
栽培方法:
大きな鉢に植え替えて日光によく当ててください。水やりは、培土が乾いた時に鉢底から水が流れるまでたっぷりあげて下さい。
乾燥した土壌を好みますのでいつも湿った状態は避けるように注意してください。
日当たりのよい場所で育ててください。
肥料はバランスの取れたものが最適です。施肥時期は3月中旬~7月下旬、9月中旬~10月下旬に、2~3週間に一度、化成肥料2~4gを施してください。
霜や地面凍結には耐えられませんので、冬季は日のあたる暖かい室内にとりこんでください。
新芽が伸びる際に芳香力が大きくなりますので、適度な間隔で剪定をし、いつも新芽が出ている状態にしてください。
冬季は凍らない環境で管理できれば冬越しが可能です。
写真は成長時のイメージですが、お届けの際は苗の状態です。