栽培ガイド

最終更新日:2026/07/02

シモツケ コデマリ ユキヤナギ


シモツケ(下野、学名:Spiraea japonica)は、初夏にピンクや白の小花をブーケ状に咲かせる、日本原産のバラ科シモツケ属の落葉低木です。成長時の樹高が1m程度と小さく、丈夫で育てやすいため、庭木や公園の植え込み、ガーデニングで大変人気です。下野の国(現在の栃木県)で最初に見つけられたことから、この名がありますが、本州、四国、九州などに自生しています。スピレア(スピラエア)という名前で、欧米で盛んに品種改良が行われ、赤花、白花、斑入り、カラーリーフなど多数のバラエティに富む人気の園芸植物となって、国内に多数導入されています。また、コデマリ、ユキヤナギ、シジミバナなどの春咲き花木もシモツケの仲間です。

なお、草花でも「シモツケ」と呼ばれるものがありますが、正確には「シモツケソウ」です。名前と花が似ていますが、シモツケは落葉低木なので冬に枝が残ります。シモツケソウは多年草で、地上部が冬に枯れて根だけで越冬します。


シモツケ(下野)



開花時期: 5月~8月(または9月頃)に長く咲きます。
花・葉: 小さな花が集まって咲き、紅葉も楽しめます。春の開花後に切り戻すと再度咲く品種もあります。
利用方法:日当たりの良い場所の低木の庭木、垣根、公園の植栽に向きます。

シモツケの育て方
日当たりが良く、乾燥しすぎない場所を好みます。丈夫で放任栽培できます。
春から伸びた枝に花が咲く「新枝咲き」のため、秋以降の強剪定も可能で、管理しやすい品種です。

コデマリ(小手毬)



開花時期: 4月~5月頃に開花します。
花・葉: 枝いっぱいに小さな白い花が半球状に集まって咲き、手まりのような愛らしい姿を楽しめます。新緑とのコントラストも美しく、春を代表する花木です。
利用方法: 庭木や生け垣、花壇の背景、寄せ植え、公園の植栽など幅広く利用できます。切り花としても人気があります。

コデマリの育て方
日当たりから半日陰までよく育ち、水はけの良い場所を好みます。丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめの花木です。前年に伸びた枝に花をつける「旧枝咲き」のため、剪定は花後すぐに行うのが基本です。古い枝を適度に間引くことで、樹形を保ちながら毎年たくさんの花を楽しめます。


ユキヤナギ(雪柳)



開花時期: 3月~4月頃に開花します。
花・葉: 細くしなやかに伸びた枝を埋め尽くすように小さな白い花が咲き、雪が積もったような美しい姿を楽しめます。春の訪れを感じさせる代表的な花木です。
利用方法: 庭木や生け垣、花壇の縁取り、公園や道路沿いの植栽などに適しています。自然な樹形を生かした植栽にもよく利用されます。

ユキヤナギの育て方
日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。水はけの良い土に植えれば丈夫で育てやすく、病害虫も比較的少ない花木です。前年に伸びた枝に花をつける「旧枝咲き」のため、剪定は花後すぐに行います。古い枝を根元から間引くように剪定すると、美しい枝ぶりを保ち、翌春もたくさんの花を楽しめます。

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