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イチジク
イチジクは西アジア~アラビア半島南部原産の落葉果樹。紀元前3000年頃から栽培され、不老長寿の果物として愛されてきました。日本へは1630年頃渡来したといわれ、関東以西の太平洋側など、暖地で栽培されています。国内では生食が主流ですが、欧米やイラン、トルコでは干果としても利用され、パンや菓子、ジャムなどの材料としても普及しています。
実は糖分のほか、カリウム、カルシウム、食物繊維なども豊富に含む健康フルーツです。完熟果は酸味がなくとろけるような甘い風味となります。
国内にある品種は自家結実性なので1本で栽培できます。長期にわたって順次結実するので収穫期が長く、完熟して木から落ちる直前になったものが最もおいしいので、ぜひ家庭で栽培したいフルーツです。
夏果は前年に新梢の先端にできた花芽が翌春に開花・結実して6~7月に成熟します。冬に全ての枝を剪定すると夏果がつかないので、夏秋兼用種と夏果専用種は実をつける枝を数本残し、それ以外の枝は下3芽くらいを残して切り戻します。
秋果は春に伸びた新梢に花芽がつき、夏~秋に実が成熟します。秋果専用種は冬に全ての新梢を2~3芽残して切り戻します。
放任すると大木になるので、定植後3年程で基本樹形をつくり、その後は樹形を保ちながら毎年新梢を出させます。途中、頂芽(枝の先端の芽)は使わず、伸びた枝を半分強に切り詰めるようにするのが大切です。主な仕立て方には杯状仕立て、一文字仕立てがあります。
実は糖分のほか、カリウム、カルシウム、食物繊維なども豊富に含む健康フルーツです。完熟果は酸味がなくとろけるような甘い風味となります。
国内にある品種は自家結実性なので1本で栽培できます。長期にわたって順次結実するので収穫期が長く、完熟して木から落ちる直前になったものが最もおいしいので、ぜひ家庭で栽培したいフルーツです。
品種の選び方
果実が成熟する時期が品種により異なり、「夏果専用種(6~7月収穫)」、「秋果専用種(8月以降収穫)」、「夏秋兼用種」に分けられます。夏果は収穫期が梅雨時と重なるため、家庭で露地栽培する場合は、秋果専用種や夏秋兼用種が栽培しやすく、鉢植え栽培にも適しています。栽培適地
暖かい地域に向きますが、耐寒性の強い品種(ホワイトイスキア、ブラウンターキー、ホワイトアドリアチック、早生日本種、セレスト、ホワイトゼノアなど)を選べば寒い地域でも栽培でき、北海道南部まで庭植え栽培可能です。日当たり、水はけがよく、風あたりが少ない場所を選んで植えつけます。実の付き方と剪定方法
夏果と秋果で実のつく時期と剪定方法が異なります。夏果は前年に新梢の先端にできた花芽が翌春に開花・結実して6~7月に成熟します。冬に全ての枝を剪定すると夏果がつかないので、夏秋兼用種と夏果専用種は実をつける枝を数本残し、それ以外の枝は下3芽くらいを残して切り戻します。
秋果は春に伸びた新梢に花芽がつき、夏~秋に実が成熟します。秋果専用種は冬に全ての新梢を2~3芽残して切り戻します。
仕立て方
新梢が成長する間、絶えず新梢に花芽が分化しますので、毎年結果枝を上手に確保することが大切です。放任すると大木になるので、定植後3年程で基本樹形をつくり、その後は樹形を保ちながら毎年新梢を出させます。途中、頂芽(枝の先端の芽)は使わず、伸びた枝を半分強に切り詰めるようにするのが大切です。主な仕立て方には杯状仕立て、一文字仕立てがあります。