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最終更新日:2026/06/02
スミレ(Viola)

スミレ(Viola)属は世界の温帯に約400種が知られ、日本には約60種が分布しています。
狭い国土のわりに多くの種類のスミレが自生する日本列島は、世界有数のスミレ産地のひとつです。
日本産のスミレは、キスミレ類、キバナノコマノツメ類、ニョイスミレ類、タチツボスミレ類、イブキスミレ類、ニオイスミレ類、スミレサイシン類、ウスバスミレ類、ミヤマスミレ類に大別されます。
国内の分布は北海道から沖縄まで、生育場所は海岸から高山までと幅広いので、栽培にあたってはそれぞれの種類に合わせた環境づくりや管理が必要です。
【基本情報】
| 学名 | Viola |
|---|---|
| 分類(科名) | スミレ科 |
| 開花期 | 4月~5月 |
| 高さ | 5㎝~20㎝ |
| 性状 | 多年草 |
| 水分 | ふつう |
| 耐寒性 | 強い(-25℃ぐらい) |
| 日照 | 日向~半日陰 |
| 特記事項 | 鉢植え・庭植えともに可 |
【栽培史】
花は左右対称の5弁花で、上弁、側弁、袋状の下弁(唇弁)からなり、下弁の形が大工が使う墨入れに似ていることから「スミレ」と名づけられたともいわれます。
日本産の野生種は花径3㎝未満の可憐な種類が多く、鉢植えや庭植えで鑑賞されます。
ヨーロッパでは19世紀はじめからパンジーの品種改良がおこなわれ、色鮮やかで豪華な園芸品種が生まれましたが、日本の野スミレは近年までほとんど交配や品種改良はおこなわれませんでした。
【見どころ・人気種】
花も葉もバラエティーに富むのでお気に入りの種類をコレクションして楽しみましょう。
葉が深く裂けるヒゴスミレや葉に白い斑紋が入るフイリゲンジスミレは花が終わった後も楽しめます。
花に優しい香りがあるニオイタチツボスミレやエイザンスミレも魅力的です。
初心者にも栽培しやすいものにはスミレ(ビオラ・マンジュリカ)、タチツボスミレ、ツクシスミレなどがあります。
夏の暑さが苦手なヒゴスミレやエイザンスミレは中級クラス。オオバキスミレなど高山に自生するキスミレ類は上級クラスといえます。
【育て方】
■栽培環境:
日当たりの良い場所を好みます。夏は直射日光を避け、風通しの良い半日陰の場所で育ててください。落葉樹の下などが理想的です。エイザンスミレは年間を通して半日陰を好みます。
■用土:赤玉土(小粒)1に硬質鹿沼土(小粒)1の混合など、水はけがよく雑菌のない用土で植え付けます。
■水やり:土の表面が乾いてきたらたっぷり与えます。
■植え替え:花後に植え替えます。同時に株分けもおこないます。
■肥料:マグアンプなど緩効性の化成肥料を用土に混ぜます。ハイポネックスなどの液肥も効果的です。
■病気害虫:雨が多く高温多湿の時期にさび病が発生します。雨除けをして予防しましょう。
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