ゲットウ（月桃）：大株7号ポット

月桃（ゲットウ）はショウガの仲間で、沖縄に自生する植物です。茎葉にさわやかな香りがあり、沖縄では消臭・害虫よけ・カビよけとして、また健康茶やハーブとして生活の中に取り込まれ、愛用されている植物です。ゴキブリが匂いを嫌うので、通り道に置くと寄ってこなくなります。生ごみの中に入れれば腐敗しにくく、また小バエの発生を防ぐことができます。乾燥させた葉をたんすや押入れに入れれば虫除け・匂い袋・防カビ効果があります。葉を揉みほぐして枕に入れるとほのかな香りがし、リラックスした気分で安眠できます。ポリフェノールを多く含んでいるので、乾燥させた葉を刻んで保存し、健康茶として利用するのもおすすめです。沖縄では、お餅を月桃の葉っぱで包んで保存したり、葉を草木染めに使ったり、種子を煎じて胃薬代わりに服用したりと暮らしに溶け込んだ存在です。亜熱帯植物ですが、寒さにも比較的強く、また半日陰でよく生育するため、沖縄以外でも栽培できます。冬は室内で越冬させれば、地上部が枯れても春には新しい芽が出ます。この株は千葉県産です。
※産地の水分がカルシウムを多く含んでいるため、葉に白い斑点が付いてしまいます。観葉としてお楽しみいただくにはお見苦しい場合がございます。

タイプ	ショウガ科アルビニア属の非耐寒性多年草
学名	Alpinia zerumbet
耐寒性	3度以上
草丈	2～3m
日照	日向～半日陰むき

栽培方法：
春から秋は戸外の半日陰となる場所が最適ですが、室内の明るい場所でも管理できます。水を好むので夏場はたっぷり与えてください。冬は控えめにします。生育期には観葉植物用の液肥などを適宜与えてください。
冬に戸外で霜にあたると地上部は茶色くなり枯れますが、根は生きていますので翌年の5月ごろには新しい芽が上がってきます。ただし、水はけが悪いと球根が腐ってしまうことがあります。土の中で球根が凍らないよう注意してください。寒冷地では冬は室内に取り込むほうが良いでしょう。
夏場など暑い時期に戸外に置くと葉が巻くことがありますが、蒸散のバランスでまいているので心配ありません。
成長に応じて、4～6月に一回り大きめの鉢に植え替えるか、鉢から抜いて株分けしてください。

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