栽培ガイド

最終更新日:2026/09/02

爽やかな雰囲気を演出!観葉シダ植物の育て方



繊細な葉や、のびやかに広がる緑の葉が美しいシダ植物。みずみずしく涼しげな雰囲気があり、室内に置くだけで爽やかなグリーン空間を演出できます。

種類によって葉の形や株姿が大きく異なり、棚や窓辺に置いたり、吊り鉢にして葉を垂らしたりと、さまざまな飾り方を楽しめるのも魅力です。

観葉シダ植物の魅力



シダ植物は花を咲かせず、葉の美しさを楽しむ植物です。細かな葉をふんわり茂らせるもの、幅広い葉を放射状に広げるもの、青みを帯びた葉を伸ばすものなど、個性豊かな品種がそろっています。

直射日光があまり入らない室内でも育てやすく、リビングや洗面所などにグリーンを取り入れたいときにもおすすめです。

おすすめのシダ植物


◯アジアンタム・フラグランス

細い黒褐色の茎に、小さな葉をふんわりと茂らせます。繊細で軽やかな株姿が美しく、明るい室内を爽やかに彩る人気品種です。乾燥に弱いため、水切れと空気の乾燥に注意しましょう。

◯アスプレニウム・エメラルドウェーブ

鮮やかな緑色の葉が波打つように広がる、存在感のある品種です。つやのある葉と整った株姿が美しく、テーブルや棚の上に置くだけでも目を引きます。

◯ネフロレピス・ボストンファーン

細かな葉をつけた長い葉柄が、鉢の周囲へ大きく垂れ下がります。ボリュームがあり、吊り鉢や高い棚から葉を流すように飾ると魅力が引き立ちます。

◯ポリポジウム・ブルースター

青みを帯びた灰緑色の葉と、深く切れ込む葉形が印象的です。一般的なシダとは少し違う落ち着いた色合いで、シンプルなインテリアにもよく似合います。

◯ダバリア・ペンタフィラ(ラビットフットファン)

鉢の表面を這う、ウサギの足のような毛に覆われた根茎が特徴です。切れ込みのある葉と個性的な根茎の両方を楽しめ、吊り鉢にも向いています。

◯タカワラビ・ゴールデンチャウチャウ

金色の毛に覆われた太い根茎が、子犬のように見えるユニークな品種です。柔らかな印象の葉も美しく、個性的な観葉植物を探している方におすすめです。

◯リュウビンタイ

力強い根茎から大きな葉を広げる、野趣あふれるシダ植物です。生長すると存在感のある株になり、広めのリビングや玄関のシンボルグリーンとして楽しめます。

◯ネフロレピス・ハッピーマーブル
明るいライムグリーンと濃緑色が不規則に混じり合う、爽やかな斑入り葉が魅力です。長い葉が鉢の周囲へふんわりと広がり、室内を明るい雰囲気に演出します。



置き場所



レースカーテン越しの光が入る、明るい日陰が適しています。強い直射日光に当てると葉焼けしやすいため、特に春から夏は注意してください。

暗すぎる場所では葉色が悪くなり、生育も弱くなります。室内の明るさが足りない場合は、日中だけ明るい場所へ移動させるとよいでしょう。

エアコンや暖房の風が直接当たる場所は、葉が乾燥して傷みやすいため避けます。

水やり



シダ植物は乾燥を苦手とするものが多いため、土の表面が乾き始めたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えます。完全に乾かしすぎると、葉先が茶色くなったり、葉が落ちたりすることがあります。

一方、受け皿に水をためたままにすると根腐れの原因になります。水やり後にたまった水は必ず捨ててください。

冬は生育が緩やかになるため、水やりの間隔を少し長くします。ただし、暖房の効いた室内では乾燥しやすいため、鉢土の状態をこまめに確認しましょう。

葉水と湿度管理



霧吹きで葉やその周囲に水をかける「葉水」を行うと、湿度を保ちやすくなります。葉の乾燥を防ぐだけでなく、ハダニの予防にも役立ちます。

アジアンタムなど繊細な葉をもつ種類は特に乾燥しやすいため、空気が乾く季節はこまめに葉水を与えましょう。常に葉が濡れたままになると蒸れや病気の原因になるため、風通しも確保します。

肥料



春から秋の生育期に、観葉植物用の液体肥料を規定より薄めて月1~2回与えるか、緩効性肥料を少量施します。

肥料が多すぎると根を傷めることがあるため、少なめを心がけましょう。真夏の暑さで弱っているときや、冬の低温期には肥料を控えます。

植え替え



鉢の中に根が回った株や、水が土へしみ込みにくくなった株は、春から初夏に植え替えます。一回り大きな鉢を用意し、保水性と水はけを兼ね備えた観葉植物用培養土を使用してください。

根を乾かしすぎないように手早く植え替え、作業後は明るい日陰で休ませます。

冬越し



寒さに対する強さは種類によって異なりますが、一般的な観葉シダ植物は暖かい室内で冬越しさせます。最低でも5~10℃程度を保ち、寒さに弱い種類は10℃以上を目安に管理すると安心です。

夜間に冷え込む窓辺では、鉢を窓から少し離してください。冬もできるだけ明るい場所へ置き、暖房による乾燥に注意します。

葉が傷んだときは



茶色くなった葉や枯れた葉は、清潔なハサミで葉の付け根から切り取ります。葉先だけが枯れた場合は、葉の形に沿って傷んだ部分を切り整えることもできます。

葉の傷みが増えたときは、水切れ、直射日光、空気の乾燥、寒さ、根腐れなどがないか管理環境を見直しましょう。

育て方のポイント


強い直射日光を避け、明るい日陰で育てる
土を完全に乾かしすぎない
葉水で空中湿度を補う
エアコンの風を直接当てない
冬は明るく暖かい室内で管理する
湿度を保ちながら、風通しも確保する

シダ植物を美しく育てるポイントは、強い光を避けながら、適度な水分と湿度を保つことです。葉姿の異なる品種を組み合わせて、みずみずしく爽やかな室内グリーンを楽しみましょう。