（わけあり特価）【有効期限25年03月】緑肥用だいこん：コブ減り大根 1kg[タネ　おとり効果で根こぶ病を抑制！]

★有効期限切れのため特価・若干発芽率は落ちますが利用可能です★初期生育が良好で、早期におとり効果が得られる緑肥用の大根。土壌中で休眠している根こぶ病菌の休眠胞子を覚まさせ、当品種の根毛に感染させるが、皮層に感染できずに菌密度減少効果が期待できる。利用後は土壌中にすき込むことも圃場から持ち出すことも可能。根が肥大しないタイプの大根ですき込みやすく、雑菌の繁殖が軽減できる。サツマイモネコブセンチュウの密度を抑制。辛味成分を多く含み、生物くん蒸にも適する。

播種期：中間・暖地は3-6月、9-10月/冷涼地は4-9月
播種量：3-4kg/10a
すき込み：播種後5-8週間以上栽培/草丈30cm以上/根の長さで15cm程度

※コブ減り大根を栽培する上で「フルスルファミド剤」などの効果により、土壌で眠らされている胞子についてのおとり効果は期待できませんが、苗が活発に活動している根こぶ病被害圃場ではおとり効果が期待できます。

栽培のポイント：根こぶ病菌は9-30℃で活動し、20-24℃で最も活発になります。その時期を狙って栽培すると高い効果が得られます。また、コブ減り大根は抵抗性品種のため一次感染（根毛感染）のあと発病（皮層感染）しません。そのため、土壌中の休眠胞子を減らし根こぶ病の抑制に繋がります。

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■生物くん蒸とは
施設などで連作を続けると、土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発するようになります。
これまでは土壌くん蒸剤が使われていましたが、最もよく使われていた臭化メチルがオゾン層保護（モントリオール議定書）のため、ごく一部（不可欠用途）を除いて使用が禁止されました。
また、クロルピクリン剤は周辺環境や作業者自身に及ぼす影響が問題となっており、代替技術の開発が求められています。
最近、『いぶし菜』（チャガラシ）などを利用した『生物くん蒸』という技術が注目されるようになりました。
これらの植物は名前の通り、辛味成分を含んでいるのですが、その辛味成分が有害センチュウや細菌、雑草の発生なども抑制することが分かってきました。
辛味成分である「グルコシノレート」が土壌中で加水分解されることによって「イソチオシアネート」と呼ばれるガスが発生し、そのガスに色々な抑制効果があるというものです。

ビニールで被覆しない場合（露地など）
・天気予報を見ながら、降雨の前にすき込む。
・発生したガスが土壌表面から飛散してしまうのを防ぐためにすき込み後は地表面が平らになるように鎮圧する。（タイヤやローラーなどで）
・次作の栽培はすき込み後、3-4週間を目安にする。

ビニールで被覆する場合（ハウスなど）
・すき込み直後に十分に散水する。
・散水後、ガスを土壌中に留めるため2週間程度ビニール被覆を行う。
・ビニール被覆を外した後、1-2週間後に播種が可能になる。