栽培ガイド

最終更新日:2024/06/14

睡蓮の栽培方法(温帯睡蓮・熱帯睡蓮・姫睡蓮)

温帯睡蓮(耐寒性睡蓮)・熱帯睡蓮・姫睡蓮の栽培方法をご紹介します。

苗の植えつけ


植えつけ手順


苗を購入後、少し大きな素焼鉢に植えかえ、さらにその鉢ごと大きな水鉢に入れ、水を張って栽培します。

素焼鉢に植えかえた後、水鉢に入れる前によく水をやります(水鉢に入れたときに土が流れ出すのを防ぐため)。

植えつける鉢も、水鉢も大きめのものを選ぶとよく生育し、花数が増えます。
葉がゆったりと浮く深さ(鉢土の表面から水面までは10cm以上)にします。
深すぎる水鉢の場合は、根元に光が届かず生育が遅れますので、植えつけた鉢の下に石などをおき底上げして高さを調整します。

鉢土の表面から水面までは10cm以上の深さをとる/5~7号の浅鉢 直径12~15cm 深さ7~10cm/メダカを入れるとボウフラ(蚊)が湧くのを防げます(水道水をそのまま使わず、日向に出してカルキや塩素をとばした水を入れて下さい)。/植え替えは苗の芽が鉢の中央にくるように。温帯水蓮の場合は、球根は横にして、根の張れるスペースを確保するため、隅に寄せて植えつけます。 肥料は根の伸びる方向に置いて下さい。


 

必要な鉢・土


  • 睡蓮を植える鉢…熱帯スイレンは4~7号の標準素焼鉢  温帯睡蓮は6~7号の素焼平鉢(浅鉢)  姫睡蓮は5~6号の素焼平鉢(浅鉢)
  • 水を入れる鉢…直径40cm以上で開口部が広い水鉢(底穴のないもの)(スイレン鉢)  水量が多いほど水温が安定します。(姫睡蓮は直径30cm以上)
  • 睡蓮を植える土と肥料…田土(荒木田土・田んぼの土)または水生植物用の培養土を使用します。  肥料は暖効性固形肥料(マグァンプK水生植物の肥料など)を利用します。

日照:日あたりの良い場所
肥料:植えつけの際に肥料を鉢底に少量入れます。根の伸びる方向に置いて下さい。

冬越しと株分け


温帯(耐寒性)睡蓮


屋外に置いたまま、水を張った状態で冬越しできます。水位が下がらないようにするほかは、手入れ不要です。


熱帯睡蓮


11月ごろになったら、植え込んだ鉢をバケツなどに移して鉢が十分隠れる高さまで水を張り、屋内のあまり気温の下がらない場所(10度前後が望ましい)に入れて冬越しします。



植え替え


春になって新芽が出てきたら新しい土に植え替えます。株が大きくなっている場合は株分けして植えつけてください。

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