栽培ガイド

6月の野菜のお手入れ

○6月の畑

早まきした小松菜やほうれん草は収穫期~そろそろ終わりのころ。カブや大根は収穫期を迎えます。


トマトやインゲン、キュウリ、茄子、シシトウ、ピーマンなどの夏野菜は盛んに成長しています。成長に合わせて支柱をたてます。

収穫後のあいた畝や畑の周囲には、にら、フダンソウ、三つ葉、パセリなど収穫期が長くて場所をとらない野菜の種をすこしずつまいておきましょう。
寒いのが苦手なオクラ、モロヘイヤは6月はじめころがまきどきです。


○梅雨のころ

野菜も雑草も、盛んに生長しています。
雑草については今の時期はまだ草丈も低く、作物の周囲にはやした状態にしておけば、雨による土の跳ね返りも防いでくれますので、あまり神経質に除去する必要はありません。

サトイモも盛んに生長します。根元の乾燥に弱いので、梅雨が明けるころには土寄せをして敷き藁をし、夏場の乾燥に備えてください。


○追肥

トマトやインゲン、キュウリ、茄子、シシトウ、ピーマンなどの夏野菜は成長に応じて追肥を行います。
トマト(ミニトマトを除く)は腋芽をすべて摘み取ります。
ナスは第一果が親指くらいになったら摘み取ると、第二果以降の実つきがよくなります。一番花のすぐ下の腋芽と、その下の腋芽、そして主幹の3本仕立てとし、さらに下の枝はすべて切り取ります。
ピーマン、シシトウも同様の仕立てにするとよいでしょう。


○ハーブの刈り込み

ハーブの中には日本の梅雨が苦手なものがたくさんあります。梅雨に入る直前に、収穫をかねて刈り込みと枝透かしを行い、蒸れによる枯れこみを防ぎましょう。
梅雨が苦手なのはコモンセージ、タイム類、ローズマリー、イングリッシュラベンダー、サントリナ、スィートマジョラムなど。
草丈の半分くらいに刈り込み、切り落とした枝はお料理やハーブティーに利用しましょう。