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梅雨の間の作業

これから1ヶ月くらいはじめじめしたお天気が続きます。
うっとうしいし、植物への日当たりも悪くなるし…と考えれば好ましくない梅雨ですが、以外に園芸には助けになる面もあるんですよ。

まずは挿し木、さし芽。空気中の湿度が高く、曇りがちで強い日光にもさらされないので、特段の工夫をしなくてもうまく発根してくれます。
クレマチス、アジサイ、ハーブ、ゼラニウム、観葉植物、エンジェルストランペットなど、手当たり次第にというくらい、気軽にお試しくださいね。

雨が降り始めてしばらくしたら、軒下や室内においてあった観葉植物の鉢植えを外に出して、雨にあててみましょう。長い間根元に水をやるだけだった鉢ものは、葉や茎に誇りが積もって意外に汚れています。
雨がきれいに洗い流してくれますよ。ただし、降り始めのころは雨粒自体に空気中のほこりが含まれていたり、酸性だったりして返って逆効果の場合もありますので、ある程度しとしと雨が降ってからお試しください。

観葉植物の植え替えや株分けにはベストシーズンです。外に出したついでに、お手入れもしてリフレッシュさせましょう。

梅雨の苦手なハーブは半分くらいに刈り込みますが、刈り取った枝をお料理などに有効利用しましょう。
たとえば:
バジル、ミント、コリアンダー、ローズマリー、タイムなど、お好みのハーブで香り高いハーブオイルを。作り方は簡単です。
摘み取った葉を洗って水気をよく切り、エキストラバージンオリーブオイルと一緒にミキサーにかけます。よく漉してガラス瓶につめれば、ハーブオイルがいつでも利用できます。焼き魚にふりかけたり、サラダのドレッシングに使ったり。チキンを塩コショウし、レモン汁をふりかけてハーブオイルに漬け込み、グリルするとおいしいですよ!
ラベンダーの枝はそのままお風呂に入れて。よい香りのハーブバスが楽しめ、気分もリフレッシュします。

6月は暑さが好きな野菜の種のまきどき。梅雨の合間にまいてみましょう。
モロヘイヤ、オクラ、インゲンなどが適しています。