栽培ガイド

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5月の作業

バラの新苗の植付け
市販されるバラの苗には「新苗」と呼ばれる1年苗と「大苗」と呼ばれる2年苗があります。
4月末から6月にかけては、昨年11~12月頃に接木をされた「新苗」が出回り、植え時となります。大苗に比べて価格が安いので、いろいろ育ててみたい方にはチャンス。でもまだ苗としては小さいので、なるべく今年は蕾を摘んで開花させないようにして株を育て、お花を楽しむのは来年からにしましょう。
また5月は美しいバラがいっせいに咲き始める時期なので、各地のバラ園にぜひ出かけてみてください。お気に入りのバラを見つけるには最適です。
品種ごとに微妙に異なるバラの香りもいろいろ体験できますよ。

開花中の草花は
鉢植え、花壇など、春の花盛りになっていると思います。開花中は原則として肥料やりはストップします。開花中の株はデリケート。強い肥料が根にあたったりすると枯れてしまう場合もありますから気をつけて。
例外として、開花し始めたばかりのものや、開花期間の長いものは、窒素分の少ない液肥(花用液肥など)を規定倍率に水にといて、週1度与えます。
また、開花中は水切れしやすいので、水遣りはたっぷりと。
咲き終わった花がらはこまめに摘み取りましょう。

観葉植物の植え替え、植付け
十分温かくなってきましたので、若干寒さに弱い観葉植物も植え替えや植付けができます。
スパシフィラム、アンスリュームなど、鉢いっぱいに株が増えてたものは株分けして新しい土に植え替えましょう。
観葉植物ではありませんが、寒さに弱い宿根草もこれからが植え付け適期。
ルリマツリ、ランタナ、フクシア、ゼラニウムなどですが、この時期からさし芽で殖やすこともできますので、ぜひ試してくださいね。

さし芽といえば、ハーブも
できます。サントリナ、タイム、ローズマリー、セージ、ラベンダーなどでお試しください。
夏の食卓を豊かにしてくれるハーブの準備は、今が適期ですよ。

芝生の手入れ
4月に引き続き、植付け、種まきの適期です。なるべく5月上旬までに。
すでに芝を貼ってある場合は、そろそろ定期的な刈り込みを開始しましょう。
雑草が生えてくる時期なので、除草もはじめましょう。
ところどころ枯れてまだらになっている場合は、穴の空いた場所に新しく種をまいたり、貼り芝を補植するのもこの時期に行えば大丈夫です。
5月下旬になったら芝の目土を入れて成長を促すようにします。