1980年、イギリスのジョセフィン ヒル女史によって見出され、84年に初めて開花したフロリダ系クレマチスです。咲き始めには、淡いピンク地に濃紅紫色ストライプの外弁8枚と、花弁の裏がグレーの内弁がつきますが、外弁が落ちた後も内弁が残り、1ヶ月近くゆっくりと開き続けるという、ユニークな八重咲き花です。98年の英国チェルシーショウでは、その華麗な迫力が観客を驚かせ大絶賛を巻き起こしました。少女が貴婦人へと変身するプロセスのごとく、華やかな気品の高さが人々のため息を誘います。
写真は開花時のイメージですが、お届けの際はまだ苗ですのでご了承ください。
タイプ | キンポウゲ科の耐寒性多年草(つる性) |
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草丈 | 2.5m |
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花径 | 10~15cm |
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花色 | ピンク系 |
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開花期 | 5~10月(秋になると幾分中心部のグリーンが薄まり、花色もクリームがかったピンクになります) |
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植付け適期 | 9月半ば~10月と2月~3月が最適、または4月~7月に |
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花のつき方 | 旧枝咲きの早咲き系(前年の旧枝に花がつく) |
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剪定 | 弱剪定 |
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・花後の剪定 | 花柄を摘み取る。新梢を2節残してカット。 |
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・2月の剪定 | 古枝に花芽を持っているので、枯れた枝を取り除き、芽の先端を剪定する程度。 |
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栽培方法:
根が下に伸びますので、植えつけは5号(直径15cm)以上の深鉢を用いてください。植えつけの際は根鉢をくずさないように深植え(地上部の1~2節が土に埋まるように)してください。後ろにトレリスを立て、つるを誘引してビニールタイなどで固定します。施肥により花芽が形成されますので、立派な花を咲かせるためにはクレマチス専用肥料などを1~2ヶ月に1回与えます。水遣りは鉢の表面が乾いたらたっぷりと与えます。クレマチスは水を好みますので、庭植えの場合も春~夏は最低週に一度は水遣りしてください。
詳しくは
クレマチスの栽培方法をご覧ください。
<お届けする株につきまして>
★枝変わり(突然変異)により花姿が変わり「エンプレス」になる場合があります。予めご承知おきください。
★出葉時期にはできるだけ多く葉を残すようにしております。
葉に虫食いの跡(穴)の残っている葉をつけてお届けする場合もございますが、
事前に虫や病気のチェックの上お手配いたしておりますので予めご了承ください。
★性質上、つるの折れや裂けが生じやすい植物です。
出荷には十分注意いたしておりますが多少の折れはご容赦ください。
万一折れてしまっても脇芽や株元より新芽が出てきますし、芯の部分がつながっていましたらテープなどで補強していただければ再生いたします。
★冬季は「地上部がない状態」、もしくは「枯れた状態」でのお届けとなることがございます。
<花色について>
クレマチスは、肥料・日当り・温度などにより花色がかなり変化します。適肥・日当り・気温15~20度の条件下では鮮明な花色が出ます。
下記の写真は一例です。お届けをするのは1ポットです。