栽培ガイド

12月のクレマチスのお手入れ

○12月のクレマチスと管理:早咲き種では花が…

クレマチスの仲間はたくさんあって、大輪系品種は葉が枯れてしまいすっかり冬の装いですが、アーマンディ、シルホサ、アンスンエンシスなどの常緑種もあり、またシルホサなどの早咲き種では元気に花をつけています。
葉が枯れてしまったものも枝は生きていて、春への準備は着々と進んでいるのです。この時期に適度な寒さにあわせることは大切で、春の花つきに大きく影響します。
あまり過保護にならないよう、あたたかく見守って共に春を待ちましょう。

置き場:
鉢植えは寒風の当たらない日だまりの戸外に置きますが、特に防寒はしません。ある程度の寒さにあうことが春の開花を促すからです。

水やり:
鉢土の表面が白く乾いてから、暖かい天気の日を選び午前中にたっぷりと与えます。
庭植えではとくに水やりは不要です。

施 肥:
不要です。


○クレマチスの冬ごし

前項で述べましたように、クレマチスは寒さには比較的強く、また寒さにあうことで春に美しく花が咲くのです。
けれども、冷え込みが厳しいと木質化した古いつるが凍って裂けて枯れたり、大輪系のモンタナなどは花数が減ったりする原因になります。
そのため、株元をマルチングしたり、つるを外してワラなどで包むようにします。鉢植えなら軒下に取り込んでやるとよいでしょう。


○整枝・剪定など

完全に枯れてしまった枝や葉は取り除きますが、整枝、剪定は行いません。剪定は失敗しないために、芽がはっきりしてくる来年2月頃にします。


○冬の間に病害虫の予防を

やっかいなうどんこ病や、ダニ、カイガラムシなどを冬の間にやっつけておきましょう。春になって発生してからでは、完全駆除はなかなか難しいものです。
石灰硫黄合剤を7~10倍に薄め展着剤を加えて、冬の間に2~3回散布します。


○クレマチスで注意の要る病気

赤さび病:
気温が急激に下がる9~10月に発生。
葉の裏に橙色の粒のような斑点が現れ、葉を枯らします。
被害葉を見つけ次第除去して処分します。

うどんこ病:
高温多湿の6~7月に発生。
白い粉状のカビが斑点状に現れ、粉をまぶしたようになって葉が枯れます。通気・換気をよくし、過湿にならないようにします。

白絹病:
8月ごろに発生。
地際の茎や根が黒褐色に変色腐敗、地上部も枯死します。
土の表面に小さな粒状の白~黄褐色の菌核ができます。
かわいそうでも株はすぐ抜きとって処分しましょう。
PCNB剤を土に混ぜておきます。

灰色カビ病:
多湿な梅雨時と10月ごろに多発。
花に淡褐色の斑点が発生し、灰褐色のカビが密生、葉や茎にも発生します。
病花はすぐに取り除き、風通し、水はけをよくします。

たんそ病:
春先から秋までひろく発生。葉に褐色の斑点が現れ、茎にも及び、カラカラになって枯れます。みつけ次第早めに葉を取り除きます。
予防として生育の初期段階からTPN水和剤の1000倍液を散布しておきます。