栽培ガイド

最終更新日:2024/05/09

ガーデンの女王フォーチュンベゴニア



フォーチュンベゴニアは
ゴージャスでつやのある花色、迫力のある豪華な花が魅力的な、サカタのタネの球根ベゴニアです。玄関のコンテナを美しく飾り、ハンギングバスケットにも最適です。公共庭園の装飾にもよく使われる強健で開花期間が長い花です。草姿はコンパクトでこんもりまとまります。風雨に強く花壇にも使えます。寒冷地では春から夏にかけて、温暖な地域では9月下旬~12月頃まで花が楽しめ、気温が下がるにつれてますます色つやが良くなり、大輪の花を咲かせます。12月中旬頃になると球根を作り休眠しますが、上手に管理すれば春暖かくなってから芽を出し初夏に再度花を楽しむことができます。



フォーチュンベゴニアの楽しみ方


  1. 寄せ植え
  2. フォーチュンベゴニアはどのような花とも相性がよく、寄せ植えのメインになります。とくに小さな花やカラーリーフを使うと「フォーチュンベゴニア」がよく引き立ち豪華なコンテナがつくれます。また、花色が豊富なので色を上手に組み合わせることによってさまざまなイメージを楽しむことができます。

  3. ハンギング
  4. フォーチュンベゴニアはもともと水はけのよい崖に自生している植物なので、ハンギングやワイヤーバスケット及び壁面花壇植栽に適しています。ハンギングやバスケット及び壁面花壇植栽に適しています。豪華で、目線の高さ以上での鑑賞にもお勧めです。

  5. 花壇
  6. フォーチュンベゴニアは秋の気温であれば雨や風にもよく耐え、見事な開花を花壇でも楽しむことができます。秋には長雨や台風などがあり花壇では植物が傷みやすくなりますがフォーチュンは大きな台風に直面してもほとんど傷みがなく、開花を続けます。




栽培適温は15~25度です。直射日光と30度以上の高温を嫌います。

球根ベゴニアは雌雄異花です。本葉5~6枚目の葉腋から花梗を出し、一つの花房には何輪かの花が付きます。一重の雌花がつくとその花房が終わりの合図です。
花を長持ちさせるためには早めに摘みましょう。

球根ベゴニアは長日で開花、短日で球根を作ります。
日長を12時間以上保つと冬も開花を続けます。12月に入ると急速に球根形成に入り休眠体制になります。休眠した株はポットのまま乾燥させ休眠させます。堀り上げでもかまいません。1~5度で2ヶ月、5度以上で3ヶ月の休眠をします。3月に10~20度で水遣りをすると5月頃に開花します。

球根ベゴニアは木の下の植物、わずかな光に感じる、この程度の明かりでも効果があり長日効果を示します。

タイプ:シュウカイドウ科ベゴニア属の半耐寒性球根植物
開花期:寒冷地は春~夏、一般・温暖地は秋~冬 
用途:鉢物、コンテナ、ハンギング、花壇
日照:秋から冬は日当たりの良い場所、 春~夏は明るい半日陰

栽培方法
屋外のコンテナ、花壇、ハンギングバスケットに植えてください。春植えは日当たりのよい場所に植えます。秋植えの場合、9月中は強い西日を避け、10月以降は日当たりと風通しの良い場所で育てます。日照不足になると花が咲かないので、室内の場合は明るい窓辺に置きます。春と秋はたっぷりと水を与えます。生育期間中に液肥を2週間に1度程度与えます。雄雌異花で本葉5~6枚目の葉腋から花梗を出し、1つの花房には何輪かの花がつきます。花枝の先端に一重の雌花がつくとその花房が終わります。越冬温度は5℃程度で気温が下がるに従い花は大きくなり、ひとつの花が咲いている期間が長くなります。冬は軽い霜程度には耐えますが株が凍ると枯れます。そのころには地中に球根が形成されていますので、堀上げて球根を乾燥させて涼しい場所で管理ます。4月頃、気温が20度位になったら水遣りをすると芽を出し、6月~7月頃には再び花を咲かせます。高温に弱いので夏越しは難しい植物ですが、夏越しさせる場合は30度以上にならないようにし、風通し良く、寒冷紗などで半日陰にします。夏越しした株は秋再び見事な開花を楽しめます。短日(日が短い季節)になると花を咲かせなくなります。冬も長く花を咲きつづけさせるには、1日12時間以上の日照時間が必要です。晩秋以降は夜電気の付いている玄関や街灯の下に置くと、わずかな明かりで長日効果があり開花し続けます。




フォーチュンベゴニアのふるさと


球根ベゴニアの原生地は南米アンデスの東斜面にある「雲雨林」といわれる霧が舞う亜高山帯です。母種となったのはボリビエンシス、ペアルケイ、キンナバリナなど数種類の原種です。山の霧に守られ自生していたため、直射日光と高温に弱い性質があり、栽培が難しいとされてきました。
生育適温は15~25度で、花が咲くためには日が長いこと(長日条件)が必要となります。今まで栽培に温室が必要とされてきましたが、秋の穏やかな気候を利用することと、強健でコンパクトな「フォーチュンベゴニア」が育成されたことで、栽培が容易になりました。




日本各地で楽しむフォーチュンベゴニア


日が長く温度が5~30度程度の環境下で成育し、最適温度は15~25度です。
<一般平坦地>関東、東海、関西、北陸、中国地方では9月下旬から12月の霜が降りる時期まで。
<暖地>九州、四国では10月から霜が降りる時期まで。
<寒冷地及び高冷地>5~10月まで。盛夏でも見事な開花を楽しめます。



フォーチュンベゴニアのポイント


  1. 一般地では秋から冬にかけて楽しめます!
  2. 今までの球根ベゴニアは春から夏に出荷されましたが、夏の高温下では栽培が難しいことが問題でした。フォーチュンベゴニアは秋の低温・短日期にも花が咲きやすい特徴があり、夏を避けて温度が下がりはじめる秋口に出荷をすることで、秋から冬まで容易に楽しむことができます。
  3. 雨や風に強く外植えで楽しむ花壇材料として使えます!
  4. フォーチュンベゴニアは大輪の豪華な花ですが、雨に当たっても強く咲き続けます。秋は長雨や台風も多く、外に植える花は耐雨性などの性質が必要です。花壇苗として秋に素晴らしい能力を発揮することはジャパンフラワーセレクション2011-2012の苗物部門でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞したことでも証明されました。
  5. 外で元気に成長し、よく咲きます!
  6. 他の球根ベゴニアが咲きにくい秋にもフォーチュンベゴニアはモリモリと花芽をつけたくさんの花を咲かせますので、秋の園芸にぴったりです。9月に植えた場合、株は12月には3倍程度に成長していきます。
  7. 秋の深まりとともに、美しくさきます!
  8. 気温の高い時期は花も比較的小さく開花時期も短めですが、秋が深まり気温が下がるほど、花は大きくなり色も鮮やかになっていきます。9月の終わりは1つの花が咲いている期間が1週間程度だった花も、晩秋に入ると1ヶ月近く咲くようになります。


豆知識


  1. 花はオス、メスがある雌雄異花!
  2. ベゴニアは葉腋(ようえき)から花房を伸ばし雄花を咲かせます。雄花は雄しべが花弁化し八重になり、雌花には子房があり一重の花になります。フォーチュンベゴニアは1株で2種類の花を楽しむことができます。

  3. 球根を取ってもう一度咲かせられます!
  4. 冬に枯れたら、球根を取って、春にもう一度花を咲かせることができます。寒さで株が凍ると、枯れますが、土の中では球根(球茎)ができています。冬になったら球根が凍る前に掘り上げるか、鉢のまま乾燥させ取っておきましょう。その翌春の4~5月には芽が出てきて、鉢などに植えつければ、2ヶ月後に開花します。ちょうど梅雨の時期に咲きますが雨に強いフォーチュンベゴニアは元気に咲いてくれます。梅雨あけ秋風が咲くまでは半日陰で夏越しをさせましょう。夏越しは難しいですが秋になれば素晴らしい花を楽しむことができます。

  5. 花と葉に方向性があります!
  6. 球根ベゴニアはもともと崖に生息しているため、葉が重力の方向にのみます。そのため、葉の先端は一方向を向く性質があり、花も同じ方向の咲きます。植える場合にはこの性質を利用して株の向きをよく考えましょう。
  7. 切り花にしてみると
  8. 11月1日に切り花にしたフォーチュンベゴニアを窓辺に置いていたら年が明けても咲き続けました。切り口からは根も出ていました!