栽培ガイド

最終更新日:2024/05/09

4月のハーブのお手入れ

4月のハーブ


4月にはいると日差しも強くなり、暖かな日が続くようになりますと、いよいよハーブの生育が始まります。寒さに耐えてきた多年草のハーブを、植え替えたり株分けしましょう。店先に並んだ苗を植えつけてもいいし、寒さに弱いものは早めに室内で種まきしておくのも楽しいですね。庭の片隅に種類豊富なハーブガーデンを作っておくと重宝ですよ。

冬越しした株の植え替え、株分け、剪定


新芽がさかんに伸び出す気候のよい5月になる前に、株分けや植え替え、植え付けをしておくと、この先の生育が順調です。レモングラスは地上から10cmくらいのところまで切り戻し、株分けをして植え替えます。オレガノやクリーピングタイプのタイムも株分けを兼ねて植えかえるとよいでしょう。ローズマリーは剪定できます。立ち性のは枝の付け根まで切り戻します。

種まきのシーズンです


気温が15~20度になればだいたいのハーブは種まきができます。発芽に20度以上の温度が必要なセージなどは、室内の明るい窓辺で。ハーブの種のまき方は、種の大きさでかなり違います。  

大きめの種(バジルやボリジなど)
点まきにします。
1ヶ所3~5粒まいて、たねが隠れる程度土をかぶせます。
10日ほどで発芽します。双葉が開いたら1ヶ所2本に、本葉2,3枚の時点で1本に間引きます。
小さめの種(オレガノ、マジョラムなど)
ばらまきにします。
指でつまんでぱらぱらとまくか、2つ折りにした厚紙に種をのせてかたまらないようにまきます。上から細かいバーミュキュライトで薄く種をおおいます。
双葉が出たら形の悪いものを間引き、本葉が出たら、根についた土を落とさないようにビニールポットに1本づつ移植します。
本葉が6~八枚くらいになった時点で、定植します。水やりは、鉢底からの給水やりか、新聞紙をかけその上から水をじょうろでかける湿り気を与えてやりましょう。
ごく小さな種(ミントなど)
ばらまき、または、すじまきにします。
まき床は前もって水をしみ込ませておきます。
種を2つ折りにした厚紙にのせて、種が重ならないようにまくか、すじ状にまきます。土はかぶせず、半日陰におきます。
芽がすっかり出たら日当たりに出して、込み合っているところや形の悪いものを間引きます。
水やりのしかた、移植、定植については小さめの種のばらまきと同じです。


苗の植えつけ


バジルやチャイブ、ミントなどの苗が出回っています。これを入手して植えつければ、種をまいて苗を育てる手間が省け、早く生育を楽しめます。鉢植えの用土は、水はけのよいことが基本です。パセリやミント、タイム類には、腐葉土などの有機物を3割ほど加えるとよいでしょう。地植えの場合は盛り土して水はけをよくしておきましょう。

ハーブガーデンを作ってみましょう


庭のほんの一隅、わずかなスペースを利用してハーブガーデンを作ってみませんか。コンテナでも寄せ植え感覚で手軽に楽しめます。葉の色も緑だけでなく、黄色っぽいのから紫、斑入りもありますから、いろいろなものをあわせるとおもしろいものになります。香りもとりどりです。花の咲く時期がずれるようなものを組み合わせれば、年中、季節感を味わうこともできます。コンテナにしても庭植えにしても、中央部分に立ち性タイプ、周辺部には矮性やクリーピングタイプを配置して、立体感を出しましょう。中にチャイブを入れておくと、虫が近寄りません(こういうチャイブの
ような植物を、コンパニオンプランツと言います)。

4月の管理のポイント


置き場所
寒さに弱いバジルやナスタチュームなどを除き、日当たりのよい戸外におきます。遅霜の心配がなくなればバジルなども戸外へ出してやりましょう。
水やり
鉢植えでは鉢の土が白く乾いたら水やりをします。
ロケットやジャーマンカモミールは乾燥しないように気を配りましょう。
地植えの場合は植えつけ時以外は特別乾燥しない限り、とくに必要はありません。
肥 料
セージやラベンダーは花を咲かせるためにリン酸分の多い緩効性化成肥料を、他はチッソ・リン酸・カリが同量の肥料を与えます。
病害虫
カモミールやパセリ、ロケット、チャイブにはアブラムシが発生しやすいのでよく観察し、見つけ次第やっつけましょう。