栽培ガイド

最終更新日:2024/04/01

カゴメのトマトの育て方(芯止まり品種・畑・地植えの 場合)-KAGOME-

<カゴメの主な品種>
・手間のいらないトマト凛々子(R)
・手間のいらないミニトマト
※トマトは、その枝ぶりから、大きく分けて、非芯止まりタイプと芯止まりタイプに分けられます。
芯止まりは、途中で上への伸びが止まり、代わって、わき芽を伸ばすことで横に生長を続けるタイプ。

<植える準備>
※この品種は畑植え専用です。
・植え付け前に土に入れる、初期生育のための肥料を「元肥」といいます。
・畑に苦土石灰が含まれた元肥をまいて耕します。
・幅約1.2-1.5m、高さ30cmの畝を作ります。
・トマトに土が付くことによる病害発生の予防、雑草予防、泥はね予防、乾燥予防などのためにマルチシートの使用をおすすめします。
・マルチシート張りは植え付けの7-10日前に行い、十分に土を温めておくと、植え付け後の根の生長が良くなります。
※マルチシートとは土の表面を覆うビニール等の農業資材をマルチシートといいます。
マルチシートを畑に張ることをマルチングといい、
・土の乾燥を防ぐ
・雑草を防ぐ
・土の跳ね返りを防ぎ、作物の汚れ防止や病害抑制
など、様々な効果があります。

<植える時期>
・霜の心配がなくなり、夜の最低気温が10℃を超えれば栽培は可能ですが13℃以上になる時期がお勧めです。

<植え付け>
・苗を植え付ける約2時間前を目安にたっぷり水を与えます。
・株間約50-70cm間隔で1苗ずつ植えます。
・ポットから土を崩さないようにやさしく苗を取り出し植穴に植え、たっぷり水を与えます。

<水やり>
・畑では、根付いてからの水やりは原則不要です。土の乾燥が激しい時に水を与える程度にしてください。

<支柱立て・誘引>
・この品種は、支柱を立てる必要はありません。主茎と側枝(わき芽)を地を這わせて栽培します。

<芽かき>
・芽かきは不要です。
・主茎は、第4花房ほどで芯が止まります。あえてわき芽も残し、たくさんの花をつけて多収穫を目指しましょう。
・狭い土地の場合は生育のバランスを整えるために最初の花(第1花房)が咲いたら、株全体に栄養がいきわたるように主茎のわき芽を2つ残して他のわき芽は全て芽かきをしましょう(3本仕立て)。
・芽かきはよく晴れた日に行いましょう。
※芽かきとは苗は生長すると茎と葉の付け根部分から新芽が出てきます。これを「わき芽」といい、わき芽を除去する作業を「芽かき」といいます。

<受粉>
・畑植えのトマトは、風により花房が揺れて自家受粉します。
・開花している3-4日の間に受粉すると1週間くらいで小豆大の実がつきはじめます。

<追肥>
・不足してきた栄養分を生育の途中で補うことを、「追肥」といいます。
・一般的には、第1段花房の着果から2-3週に1度の割合で追肥をしてください。園芸用液体肥料を規定倍率に薄めたものを与えるか、化成肥料の規定量を根元に与えてください。

<収穫>
・真っ赤に熟したトマトを収穫しましょう。
・凛々子は、ヘタの付け根に節が無く、ヘタが実につかずに採れるジョイントレスと呼ばれる品種です。収穫の際ははさみなど使わず手でトマトの実を横にひねるようにすると簡単に収穫できます。