栽培ガイド

5月の観葉植物のお手入れ

○5月の観葉植物

気温が上がるとともに植物も生育期に入り、葉の色もめきめきよくなってきます。植え替えや繁殖もできるようになります。
 

○できるだけ戸外で育てよう

5月も中旬を過ぎると最低気温が10℃を上回るようになり、遅霜の心配もなくなります。こうなれば、ほとんどの種類の観葉植物は戸外でも大丈夫。室内では風通しや日当たりが悪く、湿度が不足しがちですから、戸外の方が丈夫な株に育つのです。
ただし、室内でずっと日に当てていなかったものを急に日光に当てると日焼けを起こして葉が傷みます。明るい日陰から始めて徐々に慣らしてください。


○植え替え、株分けで仕立てなおしにチャレンジ

植えっぱなしで姿が乱れたり、葉の色が悪くなったりした観葉植物を仕立てなおすのにちょうどよい時候となりました。気温の条件からは9月中旬まで行うことができますが、今の時期にしておくと、秋には立派な株にしあがっています。
ただし、ディフェンバキアやクロトンなど高温を好む種類は下旬から6月になってからのほうが無難でしょう。植え替え、株分け後は新しい根が動き出すのに2週間くらいかかりますから、それまでは強い風に当たらない日陰において、葉水をこまめに与えて保湿に十分注意してやりましょう。


○5月の管理

水やり:
生育がさかんになり、気温も上がっていますので、天気がよい日はしおれてしまうほど乾燥することがあります。水切れには十分に注意しましょう。鉢土の表面が乾いてきたら、底から流れ出るほどたっぷりと水をやります。

肥 料:
液体肥料を10日~2週間に1度、水代わりに施します。月に1度、固形の緩効性肥料を置き肥してもかまいません。

病虫害:
新芽が傷むとこの1年の生育状況に大きく響きます。アブラムシなどが病虫害が発生しないように、環境を整えることが大切です。
まず、風通しをよくし、日光に当て、葉の表面だけでなく、時には葉の裏にも水をかけて、ほこりや虫を洗い流してあげるとよいでしょう。