栽培ガイド

3月の観葉植物のお手入れ

○そろそろ活動を始めるのもあります

置き場所、水やりなどに注意が必要です。

置き場所:
低温に強い種類、アイビー、アスパラガス、オリヅルランなどは暖かい日には戸外に出して水やりや日光浴をさせてもよいでしょう。
朝夕は冷え込むので早めに室内に取り込むのを忘れないように。日差しが強まって日溜りは温度がかなり高くなります。
夜間はまだ冷え込みますから、室内の温度差を大きくしないために、昼間は窓を開けて換気を心掛けましょう。
ディフェンバキア、ポトス、ペペロミア、スパシフィラムなどは急に直射日光に当てると葉焼けを起こすので注意が必要です。

水やり:
生育を始めると鉢土の乾きも早くなります。よく観察して、徐々に水やりの回数を増やしましょう。
鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に風呂場で上からシャワーをかけたり、鉢底から流れ出るほどたっぷりと水をやるのもよいでしょう。冬の間に葉に溜まったほこりが洗い流されて葉の緑が美しくなります。しかし、タニワタリやアジアンタムなどのように湿り気味を好むもの以外は、やり過ぎにならないよう気を付けましょう。
ユッカやパキラ、サンスべリアなどはむしろ乾かし気味のほうがよいものです。

肥料:
寒さに強いアイビーなど生育を始めたものには液肥を与えます。
固形の有機肥料はすぐには効いて来ないので、生育を始める前に施します。

病虫害:
室温が高いとアブラムシやカイガラムシ、ハダニなどが発生することがあります。
 新芽が出る前に取り除くか、屋外に出して薬剤散布をしておきましょう。


○冬の間に傷んだものの処分

葉が落ちたり枯れたりしたものは鉢土が湿る程度に水やりを控え、春を待ちます。
アジアンタム、ネフロレピスなどは株元近くまで切り取り、新芽に更新します。
葉が落ち、茎がブヨブヨしたものや、ドラセナやベンジャミンゴム、クロトンなどは茎を爪でこすって、中が緑色でなければ再生不可能なので処分しましょう。


○アイビーの植え替え

他の多くの観葉植物は植え替えの適期は5月末から6月ですが、アイビーは高温多湿が苦手なので、3月末から4月と早めに植え替えをします。
一回り大きめの鉢にするか、あるいは株分けもできます。