栽培ガイド

単語で探す

パイナップルセージ

パイナップルの香りのする葉、赤いあざやかな花のパイナップル・セージ。
晩夏から秋にかけて大きく咲いて、わたしたちの目も鼻も楽しませてくれます。

「セージ」も「サルビア」も、同じシソ科サルビア属の植物です。
薬用効果の高いもの、花を見事につけるものなどそれぞれに特徴があり、観賞用である園芸種と薬用のハーブ種と分類されることが多いようです。

学名は『Salvia elegans 'Scarlet Pineapple'』。
パイナップルセージはどちらかというと園芸種に分類されますが、葉にパイナップルのような甘い香りがあるので、ハーブティやポプリに利用できます。花の赤色が美しいので、蕾のうちに摘み取ってドライフラワーにしても素敵です。

お肉料理の風味づけに使ってもよいでしょう。コモンセージと同じように天ぷらにしてもおいしいそうです。 葉をサラダにして楽しむこともできますが、ちょっと固いので香りをうつして使うほうがおすすめです。
たとえば、ホワイトリカーに氷砂糖と一緒につけて、パイナップル風味の甘いハーブリキュールづくりなどいかがでしょうか。
2~3週間たって香りがうつったらパイナップルセージを取り出し、冷暗所で熟成させることがポイントです。
耐寒性は-5度以上。これ以下になる場所では、鉢上げしたほうが安心です。