栽培ガイド

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4月の作業

種まきや苗の植付けで忙しいシーズンですが、こんな作業も忘れずに。

・春咲き花木のお礼肥えと剪定
まんさく、カイドウ、こぶし、モクレン、レンギョウ、ハナミズキなど、花木が次々と開花しています。どの品種も、花が終わったあとのメンテナンスが大切。根元に緩効性の化成肥料や完熟堆肥などの有機肥料を施しましょう。また、花木の剪定時期を品種別に見分けるのはたいへんですが、殆どの品種は花が終わった直後なら思い切った剪定の適期ですから、この点さえ覚えておけば簡単です。なるべく花後すぐ、新芽が伸びだす前がいいです。樹形を整えるにはベストなタイミングですので、ぜひやってみてください。

・芝生に肥料を施す
4月中に肥料を施しましょう。芝生専用の化成肥料がベストです。1平米あたり20gくらいを均等にまいてください。芽が伸びる時期に肥料をやると、初夏には見違えるようなきれいな芝になります。
4月は高麗芝(日本芝)、西洋芝とも種まきや張り芝の植付けのベストシーズンでもあります。

・マルチングを取り除く
冬の防寒用にと根元に敷き藁や枯草、バーク、ビニールなどでマルチングしていたものがありますね。春になるとかえって地温の上昇の妨げになりますので、遅霜のおそれがなくなったら取り除きます。

・薬剤散布
なるべくなら、薬はまきたくない…とはいうものの、4月からはアブラムシやうどんこ病などが発生しやすい時期。特にバラなど、病虫害が多発する品種は発生してからよりも予防するのがベストです。10日に1回くらいを目安に定期的に行いましょう。なるべく風のない、曇った日がいいのですが、特に病気は雨の後で急激に広がりやすいので、雨の降る数時間前までに散布すると効果的です。植物全体に大きなビニール袋をかけて、その中に薬を噴霧すると少量でも全体にまわります。