栽培ガイド

コンパニオンプランツ

コンパニオンプランツについてのご紹介です。 自家製のお野菜やハーブ、なるべく薬剤は使わずに育てたいものですね。でも、人間にとっておいしい野菜、香りのよいハーブは虫たちにもごちそうです。どうにか防ぐ方法はないでしょうか? そんなときに是非ためしたいのが、コンパニオンプランツ。 コンパニオンプランツとは、近くで育てたり一緒に植えると、病気や害虫を防いだり、生育がよくなる植物のことで、共栄植物ともいわれます。 一般的によく知られているものをご紹介します。



  • マリーゴールド
  • センチュウ類(ネコブセンチュウやネグサレセンチュウなど)駆除に効果があるので、根菜類の近くに植えたり、咲いたあとの花を土にすきこむ
  • ミント
  • アブラムシ防除の働きがあり、モンシロチョウが嫌うのでアオムシを防ぐ
  • ナスタチウム
  • カメムシやオンシツコナジラミを防ぎ、アブラムシを誘引しておとりになる
  • カモミール
  • 甘い香りに引き寄せられてアブラムシが集まり、おとりになる。
  • ペニーロイヤルミント
  • アリよけ。ペットのノミよけにもなる
  • チャイブス
  • うどんこ病、黒星病を防ぐ
  • バジル
  • ハエが香りを嫌う


また、一緒に植えると元気になったりおいしくなったり、植物の生育を促す相性のよいものもあります。



  • キャベツと・・・
  • ミント、オレガノ、タイム、セージ、ローズマリー、カモミール、フェンネル(カメムシのおとり)
  • キュウリ、ピーマンと・・・
  • ナスタチウム
  • トマトと・・・
  • バジル、ジニアの花、レモンバーム
  • ラズベリーと・・・
  • ルー(ヘンルーダ)、ニンニク、ボリジ(ハチが受粉を助ける)
  • ズッキーニと・・・
  • オレガノ
  • マメ類と・・・
  • ペチュニア

逆に相性が悪いといわれているものもあります。 たとえば、ワイルドストロベリーとローズマリー、トマトとトウモロコシ、トマトとジャガイモ、マメ類とネギ類、ヒマワリとナスなど。 また、フェンネル、コリアンダー、ディルは交配しやすいので、近くに植えないほうがよいです。 ただし、上記は病害虫を完全に防除するものではありません。多少でも助けになれば、という感覚で試してみてくださいね。