栽培ガイド

ローズマリーのスタンダード仕立て

真っ直ぐ伸びた幹の上に、ぽっこりとした球状の葉を形作るスタンダード仕立て。
ツゲやバラ、ゴールドクレスト、ベンジャミンなど、いろんな樹木で盛んに作られていますね。
これをローズマリーで手作りしてみましょう。成長が早いので、比較的短期間で手軽に作れます。また葉が細かいので仕上がりがかわいいんです。香りもよいし、日の当たる窓辺におくインテリアグリーンとして、またとないステキな一鉢になりますよ。
小さな苗から、1年中いつでもはじめられます。

まず茎が12㎝以上ある苗を用意し、4号以上の鉢に植えます。茎に沿って支柱を立て、茎を添わせて5センチ間隔でビニールタイでゆるめに止めつけ、これを主幹とします。ローズマリーには立ち性とほふく性がありますが、ほふく性のものでも支柱を立てればスタンダード仕立てにできます。
主幹の下半分の枝葉は付け根から全て切り取ります。

主幹の先端が仕立てる予定の高さに達するまでそのまま成長させ、頭頂部の芽の先端を切り取って成長を止めます。横から出ている枝も軽く剪定し、わき芽を出させるようにします。その後はわき芽が伸びてきたら随時切ってさらにわき芽をふやし、を繰返して、徐々に球状に形作っていきます。

細かな作業なので、先端の細いよく切れる剪定鋏を使ってくださいね。
年数が経つと葉が密に繁り、きれいな球形になってきます。小さな紫色の花も咲かせてすてきです。鉢は1、2年に1回大きいものに植え替えてください。