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最終更新日:2025/04/01

アイビーゼラニウム




特徴


アイビーゼラニウム(Pelargonium peltatum)は、ツルのようにしなやかに伸びる葉と、鮮やかな花が魅力の植物です。春から秋にかけて赤やピンク、白などの花を次々と咲かせ、寄せ植えやハンギングバスケットにぴったり。耐暑性があり、日当たりのよい場所で元気に育つうえ、乾燥にも強くお手入れが簡単です。葉はつややかで美しく、ナチュラルな雰囲気を演出してくれます。ベランダや庭先を華やかに彩るアイビーゼラニウムを育てて、癒やしの空間を作ってみませんか?

アイビーゼラニウムと他のゼラニウム(主にゾナールゼラニウム Pelargonium zonale)を交配した品種が増えています。「インター・スペシフィック・ゼラニウム(Inter-specific Geranium)」と呼ばれ、花の美しさと耐暑性・耐寒性を兼ね備えたものが多いです。代表的な品種には以下のようなものがあります。

カリオペ(Calliope)シリーズ

ゾナールゼラニウムとアイビーゼラニウムを交配したハイブリッド品種。 大輪の花を長期間咲かせ、丈夫で育てやすい。 「カリオペ ダークレッド」は特に鮮やかな赤が美しく人気。





トスカ(Tosca)シリーズ

分枝性と花付きがよく、バスケットや鉢植え向き。 明るい色合いの花が多く、花が大きく花もちも抜群です。





アメリカーナNEO(Americana)シリーズ

カリオペをより進化させた、バスケットやコンテナ向きシリーズ。コンパクトな株にたくさんの花を咲かせます。




このような交配品種は、ゼラニウムの美しさと育てやすさをさらに向上させたものが多く、初心者にもおすすめです!








  • 学名:Pelargonium peltatum
  • 原産地:南アフリカ(園芸種)
  • 和名:ツタバゼラニウム 
  • 英名:ivy pelargonium
  • タイプ:フウロソウ科ペラルゴニウム属の常緑ほふく性非耐寒性多年草 
  • 用途:鉢植え、ハンギング、コンテナ、花壇
  • 日照:日当たり







栽培方法


南アフリカ原産の乾燥気候地帯の植物なので、過湿と酸性の強い土を嫌います。半日以上日が当たる場所を好みます。夏は強光と多湿を嫌います。遮光して、風通しの良い場所に置くようにします。冬は凍結のおそれがある地域では、室内に入れて冬越しさせます。水やりは鉢土の表面が乾いたら十分に与えます。週に1回液体肥料を与えます。




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