栽培ガイド

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野菜(実もの):ナスの育て方・栽培方法


ナス(Eggplant)
タイプ:ナス科ナス属
原産地:インド
種類:中長ナス・丸ナス・長ナス・変わりナスなど
栄養:カリウム・ナスニン・ビタミンK

植え場所:地植え(菜園)・鉢植え(コンテナ栽培)
生育適温:25~30℃
日当たり:日なた
土壌酸度:中酸性-中性(pH5.5~pH7.5)
連作:不可(4~5年あける)
株間:60cm-



○地植え(菜園)
<土作り>
(1)雑草やゴミを取り除く。
(2)植えつけ2週間前までに1平方メートル当たり苦土石灰約100-150gを散布し土と混ぜ土壌酸度を調整する。
(2)植えつけ1週間前までに1平方メートル当たり堆肥約2-4kgをまき、化成肥料(8-8-8)を約100-200gまき、ヨウリン60g土と混ぜる。


苦土石灰(1平方メートル当たり):約100-150g
堆肥:約2-4kg
化成肥料(8-8-8):約100-200g
ヨウリン:約60g
※畑の様子をみて量は調整する。
酸度計
リン酸肥料
マルチフィルム
移植ごて(植え穴をあける)
ジョウロ(水をあげる)
結束紐(誘引などに使う)
収穫バサミ(収穫・整枝などに使う)
支柱

<植え付け>
晩霜の心配がなく、最低温度が18℃を上回るようになってから、植えつける。
(1)ポット苗、植え穴にたっぷりと潅水しておく。
(2)株間60cm以上で植え付ける。
(3)支柱を立てる。



○鉢植え(コンテナ栽培)
<土作り>
鉢植えの場合は、酸度調整済の元肥入り野菜培養土を使うと便利。
<植え付け>
10号(直径30cm)以上の大きいものに1株植え。
土はウォータースペースを残し、8~9分目程度にする。
支柱を立てる
<置き場>
日当たりの良い場所。(強い光を必要とする)
<水やり>
土の表面が乾いたら、水を与える。
<肥料(追肥)>
植え付け、3週間後ぐらいから、収穫期間1週間1回程度、液体肥料や化成肥料と適量与える。

スコップ(培養土を入れる)
移植ごて(植え穴をあける)
ジョウロ(水をあげる)
結束紐(誘引などに使う)
収穫バサミ(収穫・整枝などに使う)
支柱
鉢・コンテナ
培養土


・苦土石灰:マグネシウムを含む石灰質肥料。土壌改良材としても使う。土の酸度調節、有機物の分解促進に効果がある。酸性に傾きながちな日本の土壌を、植物が育ちやすい中性から弱酸性にするために中和剤として用いることが多い。苦土とは酸化マグネシウムの通称。
・化成肥料:化学的に合成、処理された無機質肥料で、チッ素、リン酸、カリを主成分とし2成分以上含まれたものをいう。粉状、粒状、固形、液剤がある。原料や製法により効果が早く現れる速効性と、ゆつくりと長く効く緩効性がある。
・完熟牛ふん堆肥:牛ふんを発酵、乾燥させた土壌改良材。土をふかふかにし、水はけと水もちをよくして保肥力を高める。
・溶リン:花つきと実つきをよくするリン酸肥料。