栽培ガイド

スーパーチュニア


日本の真夏の試験を乗り越えたスーパー品種です。

■スーパーチュニア ビスタ
ペチュニアには栄養繁殖の品種と、種子繁殖の品種があります。栄養繁殖の品種は強健な原種の血がより濃く残っているため、種子繁殖品種に比べ耐性のある品種が多いことが特長です。スーパーチュニアビスタは栄養繁殖品種の中でも特に強い品種で、その晩盛さ、強さ、回復力では群を抜いています。

<特徴>
(1) 低温、非長日期も生育しやすく、春は早春から、秋は晩秋まで開花
(2) 一般的なペチュニアに比べ低温に強く、関東以西の暖地なら冬越しも可能
(3) 勝手に次々と分枝するので、ボリュームをつくるための摘心が不要
(4) 日本の暑さ・蒸れに強く、梅雨明け・秋雨後に傷みにくく、夏後の植え替えが不要
(5) たとえ傷んだとしても回復力に優れているので、すぐに観賞できる姿になる
(6) 強光線に強く、真夏の直射日光下でも問題なく生育
(7) 晩盛で幅広く生育していくので、少ない株数で広い面積を覆うことができる

株の広がり:80~100cm
株の高さ:30~40cm
植え込み数の目安:1平方メートルあたり5~6株(面積を覆うまで約2カ月)
         1平方メートルあたり9株(面積を覆うまで約1.5カ月)

植え込み適期:関東以西の暖地:3月下旬頃~、関東以北:4月下旬頃~
観賞可能時期:霜が降りるまで




■スーパーチュニア ビスタミニ
新世代のビスタ!きれいにまとまる草姿。

<特徴>
(1) ビスタならではの群を抜く強健さ、晩盛さ、早生性
(2) 這い性と立ち性の両方のよいところを併せてもつため、中央に花がつき株割れしにくい
(3) 従来のスーパーチュニアの中でも特に分枝力に優れる







■管理のポイントおよび植物の性状
開花期:春~秋
耐性:非耐寒性/多年草
最低温度※:約3℃まで(ビスタ 約0℃まで)
※最低温度は目安としてください。管理方法や場所、株の状態によって表記より高い温度でも枯死する場合があります。
水やり:土の表面が乾いたらたっぷり与える
置き場所:1日中日の当たる場所
主な用途:花壇
主な用途:プランター鉢植え
主な用途:ハンギング
草丈:20cm
30~40cm(ビスタ/ビスタミニ)
20~30cm(ミニシャインパープル)
株幅:50~60cm
80~100cm(ビスタ)
70cm(ビスタミニ)
肥料※:たくさん
※肥料:植えつけ時に元肥を十分に施した後、暖効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(500~1、000倍)を1~2週間に1~2回程度与えてください。
※元肥とは花苗を植えるとき、事前に与える肥料の事です。
※暖効性肥料とは肥料の効き方がゆっくりで、一定期間効果が長続きする肥料のことをいいます。