ヤマアジサイ：アマギアマチャ（天城甘茶）3～3.5号ポット

甘茶は山アジサイのなかで葉に甘味のある植物を指し、昔から4月8日の潅仏会に用いられました。各地の自生種のなかから発見され、品種の数もとても多いのが特徴です。葉は生葉では甘みを感じませんが、甘茶に加工すると甘みが出るので、糖尿病患者の砂糖がわりの甘味料として利用されます。アマギアマチャは伊豆半島の天城峠付近に分布するアマチャ。葉の形が独特です。花は白のガク咲きです。甘茶をつくる原料植物の中でも特に葉に含まれる甘味成分の含有量が多いとされます。

タイプ：ユキノシタ科の耐寒性落葉低木
栽培適地：北海道南部以南
樹高：1～1.5m
開花期：6月
用途：庭木・鉢植え

栽培方法：
日当たり～半日陰で、水はけのよい場所で、腐植質に富んだ土に植えてください。根元を乾かさないようにピートモスや腐葉土を十分に水をやり、水を切らさないようにしてください。肥料は春と秋に与えます。剪定は7月～8月の間にします。
甘茶として利用する場合は、花を蕾のうちに摘み取り葉を生育させ、8月半ばに葉を摘んで水洗い後2～3日天日で乾燥させ、その後葉に水を噴霧してムシロなどをかぶせ、一昼夜放置して発酵させ、手でもみながら天日乾燥させます。乾燥させたものを甘茶として保存し、煎じて利用します。

お届けする苗は、3～3.5号（直径9～10.5cm）ポット入りです。
樹高につきましては入荷時期により多少変動することがあります。また冬季～春にかけては寒さの影響により一部の枝が枯れこんでいる場合がありますのでご了承ください。写真は成長・開花時のイメージです。アジサイは土壌酸度により花色が変化します。栽培環境によっては写真の花色と異なる開花状況となる場合があります。

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※本来は秋に落葉する品種ですが、苗木のうちは葉が少なく、昨今の猛暑の影響もあるため、初夏に葉焼けや斑点がある状態～落葉した状態となります。お届け時に葉が無い場合があります。