南陽は肉質が硬く多汁で、糖度が高く甘みが強くて食味良好な人気品種です。果実は8~10gの大玉。果形は短心臓形、果皮色は黄色地に淡紅色に着色しますが、日陰部が着色しにくい品種です。果肉は黄白色で硬めです。見た目はピンクの真珠のよう。玉そろいがよく、日持ちもするので、生食・加工用に生産される優良種。「さくらんぼの王様」とも呼ばれます。樹勢は旺盛で、樹姿は若木のうちは直立性で樹齢が進むと開帳型になります。自家結実性はありませんので、ほかの品種を近くに植えてください。受粉樹としてはナポレオンや高砂が適しています。
成熟期はやや晩生で、6月下旬から7月上旬で、佐藤錦とナポレオンの中間の時期となります。
タイプ:バラ科サクラ属の耐寒性落葉高木
樹高:3~4m
植え付け最適期:晩秋~春先
(最適期は上記のとおりですが、ポット入りの苗ですので、真夏を除き年間を通して植え付け可能です)
開花期:4月
結実期:6月
受粉樹:必要
日照:日向むき
栽培方法
よく日のあたる場所で、4~9月に雨の少ない、比較的冷涼な気候を好みます。排水のよい砂質土壌が適しています。酸性土壌を嫌いますので、植付け時には苦土石灰を施し、肥料も硫安はさけます。
落葉後から芽出し前の休眠期が植え付け適期です。混み合った枝や平行に伸びた枝を剪定して樹形を整えますが、大きな枝を切ると癒合が悪いので、なるべく苗木のうちに形を整えます。
自家結実性はありませんので、ほかの品種を近くに植えてください。
7月頃、その年に伸びた枝のもとの葉腋に花芽がつき、翌年開花・結実します。5~6月にこの新梢の下部を5~6芽残して摘芯すると、実付がよくなります。
また、花数が多すぎると翌年の花付が悪くなりますので、多すぎる場合は摘蕾します。
開花後40~50日で実が熟します。
病害には果実が腐る灰星病がありますので、予防薬などを散布します。剪定により枝葉が混むのを避け、枯れ葉や切り枝はこまめに除去して予防してください。
お届けする苗は4号(直径12cm)ポットの接木1~2年生苗、樹高約90cmです。結実までの年数は4~5年です。樹高につきましては、お届け時期により多少前後することがあります。夏以降のお届け時は葉の状態がきれいでなかったり落葉している場合がございますのでご了承くださいませ。写真は結実時のイメージです。
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