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接木苗について

バラ・花木・果樹・野菜の苗などでは、接木苗で出回るものがたくさんありますね。

ある植物の一部を切り離し、耐病性や耐候性の高い植物の台木(根)に接いで作った新しい個体(苗)のことを接木苗と呼びます。

接木苗の特徴は
・実生苗(種をまいて育てた苗)や挿し木苗よりも、生長や開花・結実が早い。
・台木には耐病性や耐候性の高いものが選ばれるので、病気や暑さ・寒さに強くなる。

野菜苗などでは、同じ品種でも実生苗と接木苗の両方が同時に出回ることがあります。接木苗の方が価格が高めですが、生育がよく、収穫量も増えます。

接ぐ方の植物を穂木といいます。園芸品種や改良種の中には、ある品種の枝の一部だけに特徴を持ったものができ、その枝を穂木として接木繁殖させているも場合も多いのです。そうした品種は、出回っているほとんど全ての苗が接木苗となります。