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庭の狭いスペースの活用法

玄関わきの植栽マス、家と塀の間、コンクリートと建物の間、通路など、狭い場所はどうしていますか?
草花以外は無理と思っている場所でも、意外に大きな木は植えられます。
植物の生え際は結構小さいもの。石垣や敷石の間でも、草や木が育っているのを見ますね?根を伸ばす土中の環境や日当たりが適していれば、狭いスペースでも木を育てることができます。

木を植えると、狭い空間に広がりが出ます。玄関先の目隠しにもなり、根元には草花も植えられます。数種を組み合わせればボリュームのあるスペース作りが可能です。
草花に比べて植え替えのメンテナンスが少ないという利点もあります。

上手に根付かせるためには、土の準備や植物の選び方に工夫が必要です。
土は、根が広がれるように中に十分なスペースを取ります。
植栽前に適した状態にしておく必要があります。また、植える場所の底が地面に直結しているかどうかのチェックも必要です。植栽マスは、底がコンクリートになっている場合もあります。地面につながっていれば水やりの心配は殆どありません。
そして植えこみの際、根がつくまでは支柱で支えましょう。

樹種の選び方は、丈夫で手のかからないものを。成長の早いものや高木になるものは避けたほうが良いでしょう。メンテナンスが大変になります。
1本だけ植えるなら、四季の変化がある花木類で、葉や木姿が美しいものを。若葉、花、紅葉や実と何回も姿が変わる種類はおすすめです。
例えばアメリカハナミズキやヤマボウシ、ライラック、モミジ、ハナモモ、フリサイボク、マメザクラなどはこの条件を満たします。
一度植えたら長いおつきあいになるので、品種は慎重に選びましょう。