植物とガーデン用品の通販サイト【園芸ネット】本店
どなたでも購入頂けます
最終更新日:2025/03/26
芍薬(しゃくやく)の栽培方法
シャクヤクは、華やかな花と豊かな香りが特徴の多年草で、春から初夏にかけて大きな花を咲かせます。品種によって花の色や形が異なり、ピンク、白、赤など多彩な色があります。耐寒性があり、日当たりの良い場所を好み、肥沃で水はけの良い土壌を好みます。庭や切り花として人気です。
植え付け:
日当たりと水はけのよい場所を好みます。肥沃でやや重粘な土に堆肥などの有機物を多く入れて栽培するとよく育ちます。
植え付け・株分け適期は9~5月です(寒冷地では厳寒期の植え付けは避けてください)。直径、深さとも40cm位の植え穴を掘り、本肥として洗面器1杯の堆肥や腐葉土と化成肥料を2握り入れ、土とよく混ぜ、堀り土を少しかぶせてからその上に根を広げて芽が3~5cm隠れるくらいに植えつけます。乾燥しやすい場所では根元に敷き藁をします。花壇に列植する場合は80cm間隔に深く溝を掘り、株間50~60cmに植えます。
施肥:
肥料を好むので、3月の芽出し肥、6月のお礼肥え、11月の寒肥として化成肥料を1握りずつ下部の周囲に施し、上から軽く土をかけます。
病虫害予防:
灰色カビ病の予防に開花前後に1~2回ずつ、ベンレート水和剤を散布します。コウモリガの幼虫が根元から茎に食い込むので、6月にマラソン粒剤を散布します。
植え替え:
芍薬は植えてから4年位経つと大株となり、密植になり過ぎて花つきが悪く弱ってきますので、9月に根を傷めない様掘り上げ、土を落として株分けします。分ける株には芽が3~4個ずつつくように、ナイフで切り分けます。根を乾かさないようにして植えつけてください。
剪定:
蕾は茎の先端だけでなく、上部の葉の基部から出た小さな枝にもつき、放っておくとこの側芽に養分を取られるので、早めにかきとり先端の花だけを咲かせるようにします。切花にする際は下葉を2~3枚残し、株の充実に役立てます。花が盛りを過ぎたら早めに花首のところから切り落とし、9月になって葉が枯れかかったら根際から茎葉を全部切り捨てて翌年の病虫害の発生を少なくします。
開花期:5~6月
植え付け・植え替え:9~5月(9~10月が最適期)
施肥:3月、6月下旬、9月中旬~10月
耐暑性:普通(夏は西日が避けられる場所で管理したほうが良い)
耐寒性:マイナス15度まで(根や新芽を霜・凍結させないように)