栽培ガイド

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夏野菜の栽培方法

鉢と用土・肥料:
果野菜は根が十分に伸びるスペースが必要です。コンテナ栽培の場合は、なるべく大きなものを用意します。プランターは長さ85cm以上、鉢は直径35cm以上で、なるべく深いものを用意します。プランターは1個に2株、鉢は1個に1株を植えます。レタスやラディッシュなど小野菜は長さ65cmの標準的なプランターや8号(直径24cm)鉢で栽培できます。用土は市販の培養土や野菜用土が手軽です。自分で配合する場合は、赤玉土4:堆肥4:腐葉土1:バーミキュライト1の割合で混ぜると、ほとんどの野菜に利用できます。植え付けの前に元肥として緩効性肥料を施してください。庭や畑に植える場合は、植え付けの前に土を深く耕してほぐし、堆肥や緩効性化成肥料をすきこみます。水はけの悪い場所では高さ10~20cmの畝を立てて植えます。

植え付け:
鉢植えは鉢底にネットを敷き、鉢底石を入れた上に培養土を入れます。苗をポットから土ごと抜き取り、根が回っている場合は根鉢の周囲の白い根を取り、土を少しほぐして植えつけます。植えつける土の高さは根の周囲の土と同じになるようにし、深植えしないよう気をつけます。支柱をしっかり立て、茎を1~2箇所麻紐などでゆるめに結束します(春先の強風で苗が倒れたり、折れたりするのを防止するため)。たっぷりと水を与え、日当たりのよい場所で管理します。5月はじめまでは、遅霜が降りて苗が傷む危険性がありますので、苗キャップなどで苗を保護し、気温が十分に上がったらとってください。

植え付け後の管理:
苗の生育に応じて速効性肥料を追肥します。水切れに注意してください。6月頃からアブラムシ、ケムシ、うどん粉病などの病虫害が発生しやすくなりますので、こまめに観察し、野菜用の薬剤などで防除してください。つる性の野菜(キュウリや苦瓜など)はネットを張り、つるを誘引します。トマト(ミニトマト以外)はわき芽かき、ナスは摘心など、野菜の種類に応じて手入れを行ってください。実がつくとカラスに狙われる場合がありますので、ネットで保護します。