栽培ガイド

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3月の球根のお手入れ

○咲き始めましたか?春の球根草花

咲き始めましたか、秋植えのクロッカス、ラナンキュラス、ハナニラ、スイセン…
水栽培のヒヤシンスやクロッカスに始まって、秋に植えた春咲きの球根類の花が次々に咲き出します。戸外で十分に日に当てるようにしましょう。
水やりは花が咲き出したら1~2日に一度、今までより多めにやるようにします。
花期が長いラナンキュラスには開花中も10日に一度程度の割で液肥を追肥しますが、他は花が終わってからお礼肥えとして同様に液肥を与えておきましょう。


○ユリやアルストロメリアは、只今生育中

秋に植えたものでもユリなどもう少しあとに花を咲かせるものには、リンやカリウム分の多い緩効性化成肥料か薄めの液肥で追肥をしておきましょう。


○春植え球根の植え付けが始まります

春植え球根のうちカラー、ダリアは3月中に、サンダーソニア、アマリリス、カンナ、グラジオラス、グロリオサ、ヒメノカリスなどは3月下旬から4月上旬に植え付けます。


○ダリアの植えつけ

春植え球根の特徴は秋植えのように丸い形をしていない球根が多いことです。
ダリアもサツマイモのような形をしていて、植えつけるときは横にします。とくに鉢に植えるときは芽を鉢の真中にもって来るように気をつけましょう。
深さは鉢植え、庭植えいずれも2~3cm。
ダリアは高温と乾燥が苦手です。庭植えなら日当たりよく風通しのよい場所に。
夏が暑いところは少しおそめに植えて、真夏に花の最盛期が来ないようにするという方法もあります。


○カラーの植えつけ

サトイモの仲間で、高温多湿を好むタイプと乾燥を好むタイプがあります。
乾燥を好むものは高温多湿では管理がしにくいので、気をつけて下さい。
いずれも半日陰の、やや粘土質の土壌を好み、鉢より庭植えのほうが適していますが、地植では深さ5~10cmに、鉢植えなら1~2cmと浅植えにします。


○サギ草の植えつけ
 
サギ草は、日本や朝鮮半島が原生地の、山麓の日当たりのよい湿原に咲くランの仲間。地植えでこのような環境を作るのは難しいので、鉢植えで楽しみましょう。
サギ草は上旬、せいぜい下旬までには植え付けを終わります。用土は水ゴケだけ、あるいは鹿沼土など水はけのよい土の混合でもかまいません。
2~3cm間隔で、浅植えとし、日当たりと風通しのよいところで乾燥しないよう、かといって水をためないように毎日水やりをします。肥料は不要です。