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2月の草花のお手入れ


こまめに花がらつみを
プリムラ、シネラリア、ビオラ、パンジー、なかにはもうデ-ジーやクリサンセマム、カーネーションなどを咲かせているお宅もあることでしょう。早春を飾るこれらの花を春遅くまで長く咲かせるには、いくつかのポイントがあります。その一つが、花がらつみ。すっかりしおれてしまってからでなく、まだもう少し、と思うころに、早め早めにつみとって消耗を最小限にしましょう。
プリムラ・ポリアンサやプリムラ・ジュリアンは花茎の元から切り取ります。下から次々上がってくるつぼみに日光を十分に当ててやりましょう。
プリムラ・マラコイデス、プリムラ・オブコニカは花茎にたくさんの花がつくので、傷んだ花からつみとっていきます。花が少なくなったら花茎の元から切り取ると、次のつぼみが成長します。
シネラリアは花芯の部分が白っぽくなったらおしまいです。すでに株の内部には2番花の腋芽ができているはずですから、思いきってそこまで一斉に切り戻します。


あまりぬくぬくさせないのも長持ちの秘訣
早春に咲く花を長く楽しむのにポイントとなるのは、寒いからと言って暖房した家の中にいれるなど、大事にしすぎないことです。また、十分に日に当てることです。シネラリアなど部屋にとりこんでいる鉢物でも、晴天であったかな時は屋外に出してやりましょう。
ただし10℃以上で管理しなければいけないのはシネラリア、アメリカンブルー、セントポーリア、ニューギニア・インパチェンスなど。リーガース・ベゴニアやエラチオールベゴニアなどは15~18℃以上必要です。


案外難しい、冬場の水やり
花が咲いているものは土が乾き始めたら水やりをします。葉が大きく一斉に花の咲くシネラリアなどはうっかりしていると水ぎれを起こしてあわてさせられます。
しかし、この時期は多くが生育がストップしていたり、生長してもごくわずかずつなので、これらにはやりすぎは禁物と、種類や生育の状態によって水やりのし方を変えなければいけません。冬のほうが水やりは難しいかもしれませんね。


基本的には花が咲いているものには施肥
ストック、ブルーデージーなどを除き花が咲いている株には月に2度程度液肥を施します。そのほか生育期のスイートピーにも施肥します。生育休止中のものには肥料は必要ありません。


スイートピーの定植
ポット苗を5号鉢に定植します。茎が伸びてきたら支柱を立ててやりましょう。