栽培ガイド

最終更新日:2025/08/21

アフリカのワイルドフラワー・リューカデンドロン



リューカデンドロン(Leucadendron)は南アフリカ原産のヤマモガシ科(Proteaceae)の常緑樹。
ワイルドフラワーとして世界中で人気となっている植物で、個性的な形と鮮やかな色彩が特徴の植物です。

すっきりとした枝に細長い葉が交互につき、整った樹形です。
枝の先端につく花は目立たないのですが、花の周囲の葉のように見える苞(ほう)が開花期に鮮やかに色づきます。
赤やピンク、黄色など多彩な品種があり観賞価値が高い植物です。
開花期(苞が色づく時期)は主に冬から春(11月〜4月頃)です。
乾燥に強く、手間がかからないので初心者にも育てやすく、開花期には長く楽しめます。
切り花やドライフラワーとしても人気があり、長く美しさを保てるのが魅力です。
鉢植え・庭植えで栽培でき、育てやすさと高い観賞価値から、多くの人に親しまれています。

栽培のポイント:

・戸外の日当たりと風通しの良い場所で、排水性の良い酸性土壌に植えます。
 鉢植えの場合は鉢底石を敷き、ピートモスや腐葉土を混ぜて植えましょう。

・乾燥には比較的強いのですが、水切れに注意します。
 植え付け時はしっかりと水やりします。
 鉢植えは、鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。
 過湿は根腐れの原因になるので、常に湿った状態にならないようにします。

・肥料は控えめに。春と秋にリン酸分の少ない肥料を少量与えます。
 リン酸過多は枯れる原因となるので注意します。

・耐寒性は0度~マイナス3度です。
 関東以西の太平洋側なら、寒風や霜にあてなければ戸外で冬越できる程度の耐寒性があります。
霜が降りる地域では防寒対策をするか鉢植え管理とし、冬は屋内に取り込んでください。

・剪定は花後に軽く行う程度でOK。強剪定は避けます。

主な品種

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