コウムは東欧から中近東にかけて自生するシクラメンの原種のひとつ。園芸品種に比べて花や葉が小ぶりで、とても可憐な印象です。耐寒性が高く、マイナス15度前後まで耐えます。原種の中では日本で最も育てやすいシクラメンの一つで、庭植えできます。花の大きさは1cmほどです。花色は白からピンク赤紫と幅広く、花の少ない冬の時期に鮮やかな色が映えます。秋(10月)から展開する葉の模様のバリエーションも多い品種です。この株はピンク~赤系の花色の緑葉系ですが、品種特性状、多少色幅があります。
学名 | Cyclamen coum |
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タイプ | サクラソウ科の耐寒性宿根草 |
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草丈 | 10cm |
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開花期 | 1~3月 |
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日照 | 日向向き |
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用途 | 鉢植え、庭植え |
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栽培方法(原種シクラメンの一般的な栽培方法です):
植え付け・植え替えは休眠期(7~8月)が適しています。他の季節に植え替える場合は花や葉を傷めない様に注意してください。
鉢植えの場合は、焼鉢など水はけの良いものを選びます。お届けの際の鉢よりも一回り大きなものに植え、成長に応じて2~3年に一度植え替えます。
用土は水はけの良い土が向きます。赤玉土、鹿沼土、軽石、腐葉土を同じ割合で混合したものや山野草用土に、少量の緩効性肥料を混ぜて植えつけてください。
庭植えの場合は、明るめの針葉樹や落葉樹の根元、壁際や軒下など、水はけがよく雨が当たりにくい場所が適しています。
植え付けの際は、球根を5cmくらい深植えにします。(園芸品種の鉢植えは球根の頭を地上に出しますが、原種は完全に土中に埋めてください)
鉢植えの場合は、9月~5月は雨の当たらない日向に、6~8月は雨の当たらない半日陰で管理し、夏の休眠期は水を切らし気味に管理します(湿り気を好むプルプラセンスを除く)。夏に水やりしすぎると球根が腐るのでご注意ください。3~4月に月2回、液肥を2000倍ほどに薄めて施します。
庭植えの場合は植え付け後の手入れは雑草とり以外ほとんど不要です。
アブラムシ、ハダニが付くことがありますので、薬剤等で防除してください。
写真は開花時のイメージですが、お届け時は苗の状態です。
お届け時期により花や葉がない状態又は、開花終了後となる場合があります。