熱帯スイレン（熱帯睡蓮）：ドウベン（白系）5号鉢植え

熱帯スイレンは主にアフリカを原産地とする睡蓮の仲間で、初夏から秋にかけて、エキゾチックなムードある花をたくさん咲かせます。通常の温帯性（耐寒性）スイレンの花は水面に浮かぶように花を開きますが、熱帯スイレンは力強く水面から立ち上がって花を開きます。また、温帯種に比べ花数も多く、開花期間も長いのが特徴です。花は朝開いて夕方には閉じますが、開閉を繰り返しながら、3日間咲き続けます。小さな容器で育てればコンパクトに育ち、家庭でも十分に楽しむことができます。冬季は室内に入れれば冬越しでき、翌年にまた美しい花が開花期します。

ドウベン：
花弁の先にほんのりとブルーの入る白花種です。花は小さいですが、非常に丈夫で育てやすく、秋遅くまで咲き続けます。小さな容器でも栽培可能です。

タイプ：スイレン科スイレン属の非耐寒性多年草、浮葉性（葉を水面に浮かべる）植物
開花期：7～10月
日照：日向むき

栽培方法：
戸外の日当たりのよい場所で育てます。7号（直径21cm）以上の大きめのバケツや睡蓮鉢をご用意いただき、水を張ってお届けした鉢を沈めてください。日当たりが悪いと花つきが悪くなります。水の深さは芽の上５～２０ｃｍで、あまり深いと花つきが悪くなります。外鉢のサイズは直径20cmほどでも栽培可能ですが、水面が広いほど管理が楽になるので、家庭では40cm程度がおすすめです。
水は極端に汚れない限り、入れ替える必要はありませんが、夏の高温で水位が減るため、水を注ぎ足す必要があります。水が濃い緑色になる場合は、肥料養分が溶け出していることが多いので、水を全て替えてください。
7～10月まで月一回、水生植物の肥料を、鉢のフチに沿って土に深く埋めます。
古葉は摘み取ります。花は開花終了後水中にもぐりますが、この花ガラをそのままにしすると水が汚れるので、早めに摘み取ります。アブラムシがついたら、浸透性殺虫剤のスプレーを軽くかけると効果的です。また、ボウフラ対策として、めだかを一緒に飼うことがオススメです。
また、お届けした鉢からより大きな容器に植え替えて池で栽培するとより生育も良く、花も大きくなります。用土は赤玉土に水を加えて練ったものか田土や水生植物の土を使用します。
冬は水深30cm以上あれば大丈夫ですが、冬季0度以下になる場所での栽培の場合は塊茎を掘り密植して水を入れた小さな容器に移し、15度位の室内で春まで保管します。冬季、水は決して切らさないように管理してください。

5号（直径15cm）ポット入りです。

※写真はイメージです。