タイタンビカスは大型宿根ハイビスカスで、人の背丈を越える大きさに育ち、巨大な花を咲かせるため、巨神タイタンにちなんでその名がつけられました。非常に丈夫で生長が早く、ひと夏で1メートル近い大きさに育ち、通常のハイビスカスよりもひと回りほど大きな花を咲かせます。花は1日花ですが、夏から秋にかけて連日のように咲き続け、1株で200輪~300輪の花が楽しめます。暑さにはとても強く、十分な日当りを好みます。寒さにも強く、冬には地上部が枯れますが、春になれば地中から新芽を出し、夏までに大きく育ちます。フヨウとは異なるすっきりしたモミジ葉です。(幼苗のうちは葉の形状は個体差があり、丸い葉が出ることがあります)
アルテミスはピンク~白へのグラデーションが入るバイカラーの花弁で、これまでのタイタンビカスと比べて株がとても小さい時から蕾をつけ、花を咲かせます。花が終わるとさらにその基部から新しい蕾をつけるため、非常にコンパクトに開花が楽しめます。またタイタンビカスの中では一番の早咲きで7月上旬頃から開花します。
ショートトールタイプ(約0.8~1.0m)
タイプ:アオイ科の半耐寒性常緑低木
栽培適地:日本全国
開花期:夏~秋
花径:17~20cm程度
日照:日向むき
栽培方法:
日当たりのよい場所が適します。ポット植えのままだと根づまりをおこし、その後の生育が悪くなりますので早めに植えつけます。屋外の日当たりのよい場所でよく育ちます(※一日中日陰になるところだと花が咲きにくくなります)。
鉢植えの場合/有機質に富んだ水はけのよい土を使用してください。最低8号(直径24センチ)鉢、出来れば10号(直径30センチ)鉢以上のものに植えつけが目安です。
庭植えの場合/水はけと、風通し、日当たりのよい場所に、完熟堆肥や腐葉土など適量混和して、株間約1メートルで植えつけます。
タイタンビカスは水が大好きです。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら十分に水やりをします。大きくなってきたら、夏場の水切れを防ぐため、対策として受け皿に水を溜めるようにしてもいいでしょう。庭植えは植えつけ後2週間は、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをします。大きく育つので、元肥として植え込み時に緩効性肥料を用土に混ぜ込み、生育中は肥料を切らさないように時々追肥をします。特に鉢植えでは、鉢用肥料を月一度、または液体肥料を週一度を目安に与えます。
花は1日でしぼむ「1日花」です。下のほうの蕾から次々と咲き上がります。咲き終わると花弁は自然に落ちますが、種ができてしまうので、花がらは摘み取ります(種を蒔いても同じ花は咲きません)。アブラムシやハマキムシが付きやすいので注意します。毎月1回オルトラン粒剤を株元に撒いておくと予防できます。付いてしまったら園芸用の殺虫剤で防除します。
お届けする苗は3.5号(直径10.5cm)ポット入りの苗です。樹高は多少変動することがあります。夏以降は葉がきれいでない状態の場合があります。写真は成長・開花時のイメージです。
【動画はこちら】
夏を彩る大輪の花!タイタンビカスの魅力
深植えがポイント!苗の植え付け【赤塚植物園農場だより】
※本来は秋に落葉する品種ですが、苗木のうちは葉が少なく、昨今の猛暑の影響もあるため、初夏に葉焼けや斑点がある状態~落葉した状態となります。お届け時に葉が無い場合があります。