栽培ガイド

最終更新日:2024/05/16

クリスマスローズ タネのまき方

タネがお手元に届きましたら、乾燥させないようなるべく早く播いてください。
種子は4~5時間水に浸漬し、その後ベンレート1000倍液に2~3分浸漬して播種するとよりよいです。

タネ播き用の土:
赤玉土小粒(3mm程度のもの)、または調整ピートモス
配合土にするのであれば赤玉土6:腐葉土2:パーライト2の割合など。
pHは6.9~7位がよいです。

タネは、やや深く播き、1cm位覆土してください。


容器は育苗トレイやプラグトレイ、またはジフィーポットに1粒ずつ播くのがおすすめ。
12~3月頃の間に発芽し始めます。
通常、ご家庭での栽培の場合には常温での栽培で問題ありませんが、
発芽したら5~10度に加温すると生育の進みがよくなります。
温度は最低4度あることが理想的です。
無加温であれば2~3月頃の発芽になることが多いです。
その間、土を乾燥させないよう蓋をかぶせたりして注意してください。
本葉が1枚出る頃になったら一回りか二回り位大きいポットへ植え替えてください。

乾燥させないよう気をつければ、播種→発芽は意外と簡単。


うまく管理をすれば24ヶ月で開花します。発芽後長くそのままにせずに、本葉が出ると同時に移植し、年間に植替えを繰り返し10月末頃までに4.5号(直径13.5cm)ポットまでに仕上げ、そのまま順調に生育すると14~15ヶ月後に開花することができます。

クリスマスローズは一般植物とは異なる性質を持っています


以下、その特徴を元に今後の管理の参考としてください。
原産地の気候
地中海性気候で、冬→雨・雪、夏→乾燥。日本の高温多湿には要注意。
原産地の土質
石灰分の多いアルカリ性。落葉樹の下に生え、腐葉土に恵まれている。
夏期:強光を回避
広葉樹林地に自生する為、夏場は自然と広葉樹によるシェードとなる。
冬期:根の凍結回避
冬に生育するので根の凍結は回避したい。自生地では落ち葉や雪が自然のマルチとなり凍結を回避している。