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8月後半の作業

夏も盛りを超え、お盆を過ぎるとなんとなく風も秋めいてきますよね。暑い盛りは庭に出るのもおっくうだったけど、こうなるとまたそわそわ…秋の花壇の準備や、来春用の苗作りをしなくては…と気持ちがせいてきます。
8月後半の作業をまとめてみました。

・パンジーの種まき
夏から秋の種まきはパンジーとビオラからスタート。
11月頃から苗が出回りますが、好みの色や変り咲き品種などはなかなか苗ではみつかりません。種なら各社豊富にそろえていますから、いろいろ比べて選ぶと楽しいですよ。
そのほか、ハボタン、ストック、デージーなども種まき開始です。

・草花の切り戻し
茎が長く伸びてしまった草花は、8月中にきり戻すとわき芽が伸びて秋にまたきれいに咲いてくれます。ペチュニア、サルビア、ダリア、バーベナなどが適しています。
切り戻し方は、枝の3分の1くらいを残して、節やわき芽のすぐ上で切ります。開花前に背丈が高くなりすぎてしまったコスモスも、今のうちに切り戻しておきましょう。切った枝を挿し木すれば割合簡単に根がついて、コンパクトなまま花も楽しめます。

・夏植え球根の植付け
リコリス、ネリネ、ミニシクラメンなどが植え付けできます。
リコリス・ネリネはヒガンバナの仲間で、秋に花が楽しめる丈夫で手軽な球根草花です。
その他の秋植え品種は9月以降に植え付けましょう。

・芝生
夏場は週1度の刈り込みと朝晩の水遣りでメンテナンスもたいへんですね。植えてから2年以上経った芝生は、8月中に更新作業もするといいですよ。
ローンスパイクを使って芝生に穴をあけたり、芝切りを20~30cm間隔にさして根を切ります。芝生の根への水や空気のとおりをよくし、芽や根の分けつ・成長を促す効果があります。

・熱帯花木
熱帯出身の花木の多くは、8月~9月が挿し木やとり木の適期です。クフェア、エンジェルズトランペット、フクシア、ランタナ、ルリマツリ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、マダガスカルジャスミンなど。今年伸びた元気な枝を15cmほど切り取り、下葉を落として芽先の葉を4~5枚残し、湿らせたミズコケやバーミキュライトにさします。
3~4週間すれば根が出ますので、ポットに植え替えて管理します。