栽培ガイド

お庭で咲かせる宿根ガーベラ「ガルビネア」


赤や黄色、ピンク、白と鮮やかでかわいらしい花を咲かせるガーベラ。
切り花アレンジでは定番のお花ですね。
このかわいらしいお花、切り花や鉢植えでは見かけますが、お庭に植わっているのは目にしたことがありませんね。

●病害虫に強く育てやすい!
これまでのガーベラは、うどん粉、ハダニ、ハモグリバエなどと様々な病気や害虫がつきやすく、また、寒さにもあまり強くなく、お庭ではなかなかうまく栽培するのが難しい植物でした。
しかし、この「ガルビネア」は品種改良により病害虫に強く、育てやすさを実現!
薬剤の使用も最小限で済みますので、花壇の素材としてもご利用いただけますよ。


●寒さに強い!
もともとガーベラは宿根草として分類されているものの耐寒性はあまり強くありませんでした。
しかし、この「ガルビネア」はマイナス5度程度まで耐えられる品種!
関東以西の平地暖地であればそれほど冬越しは難しくありません。
但し、株の状態や環境によっては耐寒温度に差が出ますので、
寒さが厳しい場合には、軒下で管理する等の防寒をしていただくと安心です。

●連続開花性が長期間続く!
関東以西の平地暖地では、4~12月中旬ころまで次々と開花し続けます。
夏の暑さの中でも、春秋に比べれば花数は少なくなるものの休むことなく咲き続けます。





●ご家庭で切り花に!
花色も豊富なのでご家庭で切り花としてもお楽しみいただけます。
切り花用に使用しても次々に花が上がってくるので気にせず使用できますね。


タイプ:キク科ガーベラ属の半耐寒性多年草(マイナス5度まで)
学名:Gerbera hybrid
原産地:南アフリカ
草丈:30~40cm
株張り:30~40cm
開花期:春~晩秋 
用途:花壇、鉢植え、コンテナ、切花
日照:日当たり
植え付け適期:3~9月
鉢植え:7号(直径21㎝)~8号(直径24㎝)鉢
庭植え:30~40㎝間隔で植え付け

栽培方法:
株元の芽が土に埋もれないように浅植えします。
水はけの良い土に緩効性肥料を与えてください。土の表面が乾いたら鉢底から水がでるまでたっぷりと与えます。与えすぎて加湿にならないよう注意してください。
植えつけ2~3週間後から液肥を1週間に1回与えてください。花がとまってしばらく咲かなくなってしまった時は肥料を多めに与えましょう。
咲き終わった花や古い葉は、早めに株元より取り除きます。
株張りが旺盛なため、鉢植えの場合には毎年一回り大きい鉢へ植え替えると根詰りせず充実した株となります。