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シンビジュームの管理方法

代表的な冬の鉢花、シンビジューム。美しい花を長く楽しむコツをご紹介します。

◆開花中の管理◆
日当たりの良い窓辺に置きます。室温が25度以上の高温や乾燥した環境では花が傷み、蕾が落ちるので、暖房のきいた部屋や暖房機のそばに置かないようにします。土の表面が乾いたら、暖かい日の午前中に鉢底から流れ出るまでたっぷり水を与え、受け皿には溜めないようにします。花を長く咲かせておくと株が弱るので、開花後1ヶ月ほどで株元から切り、あとは切花として楽しむとよいでしょう。開花中は肥料を与えません。

◆花後の管理◆
<置き場所>
日陰では花つきが悪くなります。4月~11月は屋外で育て、梅雨明けから9月中旬は明るい日陰で、その他の月は日当たりの良い場所で育てます。梅雨に当てても大丈夫ですが、秋の長雨は当てないようにします。12月~3月は室内の明るい場所で管理してください。
<肥料>
生育期の3月下旬から9月は肥料が不可欠です。3月、5月、7月に置き肥を土の上に置きます。さらに9月中旬まで液肥を1週間に1回、水やりを兼ねてたっぷりと与えます。
<水やり>
水切れは禁物です。生育期の4~9月は午前中に鉢底から流れ出るまでたっぷり水を与え、真夏は夕方にも葉水を与えます。10月以降は土の表面が乾くのを待って与えます。
<害虫>
ナメクジは新しい根や蕾を食べるので、予防を兼ねて駆除剤を鉢の周りにまきましょう。
<植え替え>
3年ほどすると鉢から株元があふれてくるので一回り大きな鉢に植え替えます。古土は全て取り除き、新しい土を根の隙間に詰めながら株がぐらつかないように植え込みます。植え替え時期は3月中旬~5月上旬。肥料は植え替えから2~3週間後に与えてください。