栽培ガイド

観葉植物の手入れ

観葉植物の植え替えは今が適期。
購入時には小さめの鉢に入っていることが多いですよね。去年買った鉢ならもうそろそろ根づまりしてしまっています。鉢底から根が出て来たり、生育が悪くなったりしたら植え替え適期のサイン。初夏に植え替えをすると回復が早く、これからの生育期間も長いので上手に株を再生させることができます。

まず、今入っている鉢から抜き取ります。
抜きにくいものは鉢の周囲をトントンとたたくと抜きやすくなります次に古い根を取り除き、根の周囲の固まった土を丁寧にほぐしていきます。
一回り大きな鉢を用意し、草花の植え替えと同じく鉢底に防虫網を敷いてごろ土を入れ、新しい培養土をいれます。
培養土はあらかじめ、その観葉植物に使われている土と同質のものを用意しておきましょう。株を鉢の中央に置いて周囲に培養土を入れていきます。根の間に隙間なく土が入るようにするのがコツですので、割り箸などを使って根を少しゆするようにして土をつき込んでいきます。
最後にたっぷりと水をやり、明るい日陰で2~3週間養生させます。

また、すぐに大きい鉢に植えるのではなくて、夏の間だけ花壇など戸外に植えこむのも面白い方法です。年中室内に同じ観葉植物があるとちょっと飽きてしまいますよね。10月頃までは戸外に出してトロピカルガーデン風の演出をしてみてください。
ヤシ類やドラセナはインパチェンスなどの草花と寄せ植えしてもきれいです。
日向を好むパキラやユッカ、ゴムノキなどは夏の間よく日に当てることで葉色もさえ、大きく成長します。ただし、半日陰を好む品種も多いので、そういう品種は木の下など半日陰になる場所を選んでくださいね。

植え替えだけでなく、挿木やとり木、株分けも今ならOKです。挿木で小さな苗をたくさん殖やしたら、いろんな品種を取り混ぜて寄せ植えにアレンジしてもかわいいですよ。
ドラセナやヤシなど葉の細いものと、カラジュームなど葉の大きなサトイモ科の植物、セブリナやフィットニアなど小さなものなど、いろいろな形や色のバリエーションを組み合わせると葉っぱだけでもきれいです。
観葉植物だけを数種類集めてハンギングバスケットにしてみても夏らしく涼しげな演出になります。

お手元の観葉植物をちょっと見なおして、リフレッシュさせてあげてくださいね。