栽培ガイド

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デンドロビューム

・植え替え
花が咲き終わったら、植え替えをします。化粧鉢に植えられたものや植え込み材料のミズゴケが傷んでいるものなどは植え替えてください。通常は2~3年に1 度のペースで植え替えします。

・水やり
4~9月頃は生育期となるので、ミズゴケなどの植え込み材料が乾いてきたら鉢底から水が流れ出てくるまでたっぷりと与えます。特にデンファレはノビル系よりも水を好むので、乾燥させすぎないように気をつけてください。
10度位になる場合には、水はほとんど与えず(月に1回程度)に管理してください。

・肥料
2000~3000倍くらいの液肥を月に2~3回程度与えてください。
10月以降からは肥料は与えるのを止めてください。

・置き場所、管理方法
一日の最低温度が15度以上になったら戸外へ出して光に当てるようにします。ただ、いきなり直射日光に当てると葉やけしてしまうので、軒下などから徐々に外の環境に慣らしていきます。
夏場はできるだけ風通しのよい場所で、気温が30度を超える日には、20~30パーセントの遮光ネットで日よけしてください。高温期には、日中に水やりをするとその水滴が新芽のつけねにたまり、腐敗することがあるので、夕方に行うようにしてください。
また、高温時の乾燥はハダニが発生しやすくなるので、葉裏に葉水をかけて予防してください。
一日の気温が15度を下回るようになってきたら、室内に取り込みます。室内での置き場所は、日中は窓際の明るい場所で、夜間はなるべく冷えにくい場所ヘ移動していただくとよいです。

なお、デンファレは、正式にはデンドロビウム ファレノプシス系になります。
一般にデンドロビウムと呼ばれているのはデンドロビウム ノビル系のことで、デンファレはノビル系に比べると寒さに弱いので、冬季は15度以上保てる環境で管理できるのが理想的です。