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最終更新日:2025/08/08
雪割草の栽培方法
雪割草とは
雪割草(ユキワリソウ)は、早春に雪を割るように咲く多年草で、キンポウゲ科ミスミソウ属に属します。
日本各地の山地に自生し、可憐な花を咲かせます。
花色は白、ピンク、紫など多彩で、観賞用としても人気があります。
花に見える部分はガク片ですが、その様々な色あいや形を楽しみます。
通常の花弁はすぐに散ってしまいますが、ガク片は長く開花状態をを楽しむことができます。
咲き進むにつれて徐々に緑がかってきたりと色の移り変わるのも楽しみの一つです。
栽培環境
半日陰を好みます。直射日光は避け、落葉樹の下などが理想的です。
風通しの良い場所で育ててください。夏の蒸れに弱いです。
用土
基本的に鉢植え栽培とします。鉢は排水・通気性の良い山野草鉢などが適します。
用土は水はけがよく、保湿性のある土が適しています。
山野草用土、または硬質の鹿沼土、赤玉土(小粒)に腐葉土や軽石を混ぜたものが適しています。
乾燥する場所では赤玉土を1割ほど混ぜて植えつけます。
水やり
土が乾いて表面が白っぽくなったらたっぷりと潅水してください。
水やりの際には、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えるようにします。
こうすることにより、新しい空気(酸素)が入り、また老廃物などは流れ出ていきます。
毎日少量を与えることは避けましょう。過湿に注意し、常に湿らせないようにします。
新芽が出る頃から花後に葉が固まる頃まで(3月中旬~6月中旬)は多めに水を与えます。
夏は夕方に鉢底から水が流れるまでたっぷり与え、温度を下げます。
植え替え時期
4月中旬~6月中旬頃(新葉が固まってきてから梅雨明け頃まで)
8月下旬~11月頃
植え替え頻度
2~3年に1回くらい
肥料
耐肥性が高く肥料により良く育つ品種ですが、無肥料でも花芽をつけるので、肥料は控えめにします。
月1回薄めの液肥を与え、年一度秋に緩効性肥料をひとつまみ施します。
真夏の施肥は肥料やけを起こすので与えません。
元気がない場合には、代わりに活力剤を与えていただくのがよいです。
管理場所
早春から開花後までは日向におき、5月から秋までは涼しく風通しの良い半日陰で管理します。
夏の直射日光に当てると葉やけを起こすので、遮光ネットなどで80~90%日差しをさえぎるようにします。
種から
4~5月に種をとり、鹿沼土や軽石を混ぜた水はけの良い用土にすぐにまきます。
(雪割草 種まきの画像)
数ヶ月目は芽が出てきませんが、地中で根を伸ばします。翌年春に双葉が出ます。
(雪割草 双葉 の画像)
3年目に本葉が出て、早いものは3年目から開花しますが、開花が4年目となる株もあります。
花芽は11月ころに見えてきます。
(雪割草 本葉(3年目)の画像)
(雪割草 4年目 の画像)
その後は年々株が大きくなります。大株になったら初秋に株分けをしてふやすこともできます。