○樹木の寒肥え
樹木にとっては1年の成長のもととなる元肥を施す作業です。樹幹の枝先から垂直に下にあたる場所に、腐葉土や堆肥、油粕、骨粉を施します。
花や実をつける木には、リン酸を含む骨粉を多く施しましょう。根の周囲に数箇所深めに穴を掘って肥料を埋めます。

○落葉樹の植付け・植え替え
カエデ類、ウツギ、花桃や桜、ハナミズキ、レンギョウ、ロウバイなど多くの樹木は植付け適期です。カエデは2月になると早々に根が動き出すので、なるべく早めに植え付けましょう。

○冬の庭木への薬剤散布
冬の定番は「マシン油乳剤」と「石灰硫黄合剤」の散布です。カイガラムシをはじめ、多くの害虫や病気を防除できますので、庭木をお持ちの方はぜひなさってください。
「マシン油乳剤」はカイガラムシ駆除の特効薬。「石灰硫黄合剤」は石灰と硫黄を加熱して作られた無機農薬で、昔から果樹や庭木の消毒剤として利用されています。殺虫・殺菌両方の効果があり、アブラムシ、カイガラムシ、ハダニ、うどんこ病、黒星病など多くの病虫害を予防できます。
散布適期は樹木の休眠期です。