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最終更新日:2024/05/21
7月のバラのお手入れ
梅雨明けからの管理
梅雨があければ一気に高温期にはいります。乾燥しやすくなるので、毎朝早朝に水遣りしましょう。特に暑い時期は、早朝葉に水をかけるのも株を弱らせないために有効です。
根元をわらなどでマルチングすると乾燥を防ぐことができ、また地面の温度の上昇や雑草の繁茂も抑えられますので、ぜひ行ってください。
株は成長を続けていますので、追肥は月1回を目安に行います。
ハダニと黒点病が出やすい時期なので、予防薬の散布も続けます。
ハイブリッドティーは引き続き蕾が上がってきますが、この時期の花は小型であまり色もさえず、開花させると株を弱らせる原因にもなりますので、摘蕾します。その他のバラはそのまま花を咲かせても構いません。
梅雨明け後は雨の影響で土が固くしまっていることが多いので、根元の土の表面を軽く耕します。
新苗の管理
新苗は株を育てるため、春に引き続き蕾を摘み取りましょう。
水遣り、月1回の追肥も忘れずに行います。
バラの樹形について
バラの解説書にはいろいろな樹形の呼び名が出てきます。
植える場所や支柱の形状、仕立て方などはこの樹形を基本に考えることになりますので、具体的にどんな形か、代表的名ものをご紹介します。
- 直立型
- モダンローズなど木バラに多い樹形です。太めのまっすぐの枝がほぼ直立して上に伸びます。支柱が不要な場合が多いのですがより幅を抑えるには株の周りにまっすぐなイボ竹の支柱を3本ほど立て、伸びた枝を結束するとよいでしょう。剪定は原則的に伸びた枝の2分の1を切る強剪定となります。
- ブッシュ型
- ブッシュ(叢生)状に、たくさん横枝が出てやや横広がりの樹形になります。直立する支柱に垂直にリングを組み合わせて枝を支える形で樹形をコンパクトに整えることができます。
- 開帳型
- ブッシュ型よりも小型でさらに横広がりになります。フェンス仕立てにできます。生垣やグランドカバーにも適した樹形です。
支柱を立てて枝を狭めに誘引すれば場所をとらずに育てることができます。 - アーチ型(つる性)
- つる性でも、枝が長く伸びるもの、半つる性、つる性シュラブなどいろいろなタイプがあります。枝の太さや硬さにより誘引の方法も異なってきます。支柱、アーチ仕立て、フェンス仕立て、オベリスク仕立てやピラー(円錐形のオベリスク)仕立てができます。オベリスクの周囲に、シュートを1本ずつ逆方向にコイルを巻くように結束すると美しい樹形になります。