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最終更新日:2025/07/11
ニオイスミレ
すっと首をあげたような小さな花が可憐なニオイスミレ。スイートバイオレットとも呼ばれます。名前のとおり、甘い香りが特徴です。ハート型の濃い緑色の葉は常緑で寒い冬の時期も葉を落とさず、品種や環境によっては、冬も花を咲かせます。
春先にニオイスミレをたっぷり使った小さな花束は、甘い香りの素敵な贈り物。紅茶に浮かべれば、ほんのりと甘い香りを楽しめます。
エディブルフラワーとして、サラダに散らしたり、砂糖漬けにしてケーキなどお菓子の飾りづけにも使えます。ニオイスミレの砂糖漬けは、そのまま食べてもおいしいのが魅力です。香りがよい咲いたばかりの花をお酒につけるのもよいですね。
栽培方法:
耐寒性があり、日陰でも育ち、ほふく性でどんどん増える、育てやすい多年草です。大きな木の下、ちょっとじめっとして日あたりの悪い場所でも育ちます。
肥沃な湿りけのある土に植え、乾燥しないように気をつければ、鉢植えでも地植えでも大丈夫です。増えたら春に株分けします。
ハート型の葉の間からすっとのびた細い茎のところどころに根が出て、増えていきます。地中でも横へ横へと根を伸ばし、数年経つとあたり一面に広がります。
冬は室内に取り込む必要はありません。春の終わり頃につく、閉鎖花と呼ばれる花の咲かない蕾は取り除きましょう。
1年草のビオラとニオイスミレと交配させたものが「宿根ビオラ」です。見た目はビオラに見えますが、1年草のビオラが咲き終わる晩春から開花し始め、初夏まで花が楽しめます。
また、「パルマスミレ」が八重咲きのニオイスミレと呼ばれることがあります。パルマスミレはニオイスミレとは別種の「ビオラ・スアビス」ですが、芳香を持ち可憐な花を咲かせ、鉢植えとして楽しまれています。