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最終更新日:2025/08/12
タデアイ(藍蓼・アイタデ)の楽しみ方(藍染の方法)
タデアイは、藍染めの原料として古くから利用される多年草です。
日本や東アジアに自生し、夏に小さな白や淡いピンクの花を咲かせます。
葉や茎から抽出される藍色の染料は、自然で深みのある色合いが特徴。
伝統的な染色文化を支える植物で、染料以外にも観賞用としても親しまれています。
タネや苗を入手してご家庭で栽培することができます。丈夫で育てやすい点も魅力です。
染色用には茎葉を利用します。収穫時期は夏から初秋(7月〜9月)頃です。
花が咲き始める直前、葉や茎に藍の染料成分が最も多く含まれるタイミングで収穫するのが理想的です。
この時期に収穫すると、良質な藍染め用の原料が得られます。
お子様の夏休みの自由研究にもおすすめです。
●タデアイの生葉染め
・収穫した葉を茎からはずし、葉を細かくちぎって、ビニール袋の中にいれ、葉の形がなくなるまで、水の中でよくもみます。
その汁に、染めたいものを入れて、もみます。一旦、取り出して、色を見てみる、薄い場合には繰り返します。
染まったら、水で洗い乾燥させます。
・大きなものを染める場合にはタデアイの葉がたくさん必要になります。葉を茎からはずして、ミキサーにかける生葉(約50g)に水(約500cc)を加えます。布で漉して、葉をよく絞り、染めたいものをつけて、水洗いをして、乾燥させます。
※生葉染めをする場合には汚れてもよい服装で。指と爪が染まってしまうので、ビニールの手袋の使用がおすすめです。
●タデアイのたたき染め
布や紙に植物の葉や花を置き、木槌などでたたいて色素を染み込ませる伝統的な染色技法です。
自然の色や模様がそのまま浮かび上がり、独特の風合いと味わいが楽しめます。