ハイドロボールは天然の凝灰質頁岩を主成分とし、1200度の高温で焼焼成発泡させたレンガに似た石。多孔質で通気性・保水性に優れており、臭いがなく、清潔で虫がわきにくい園芸用土です。含水率約75%、PH6.8と植物の栽培に最適な条件を備えています。外側に水分、内側に空気を保持する2重構造のため、根腐れを防ぎ、適度な水分を補給します。植物を土の代わりに支え、有害な性質を持っていないので、植え込み材として最適です。清潔で、ガラス容器や陶器など底穴のないさまざまな容器で栽培でき、メンテナンスも楽です。室内を汚すことがなく、コバエなどの虫もつきにくく、何度でも洗って使用できる、環境にやさしい用土です。観葉植物はもとより、あらゆる植物の培地として使用することができます。特に野菜やハーブなど口に入れる植物の栽培に安心してご利用いただけます。
ハイドロボールをご使用の場合は、一緒にスーパーミリオンAをご利用いただくと、水が腐りにくくなりますのでおすすめです。
粒は根に吸着するよう形を崩してありますので、球形ではありません。粒の大きさにはかなり幅があります。
使用方法:
ハイドロボールが乾燥している場合は、一度水につけてハイドロボールに吸水させてください。
水耕栽培(水栽培やハイドロボール植え)で育成された植物には、そのまま植え替え用土としてご利用いただけます。ハイドロボールを底穴の無い容器に3分の2ほど入れ、植物を植えこんでください。ハイドロ用のインナーポットに植えられている植物は、ポットを外さずそのまま植え付けできます。植え付け後は、容器内の水がなくなったら、容器の底面に1cmほど水がたまるように水を入れます。常に水に浸かった状態では根腐れしてしまうのでご注意ください。同じ容器のまま2年程は栽培できます。
春から秋の生育期は、ハイドロボール用の液肥を2~3週間に1度与えます。
土に植えられている植物をハイドロボールに植え替える場合は、しっかりと土を洗い流して植えてください。土での栽培とハイドロボールでの栽培では、植物の根の形状が異なります。ハイドロでの栽培に必要な「水根」が出てくるまでに2~3週間かかり、その間はあまり水分が吸えない状態となりますので、その間弱らないよう、頻繁に葉水を与えたり、あるいは地上部をビニールで覆う等して、葉からの水分の蒸散を抑えるようにしてください。
長く使用すると、ハイドロボールや容器が白くなる(カルキがつく)ことがあります。使用上はそのままでも問題ありませんが、きれいにしたい場合は、容器から出してお湯で洗い流し、日光に当てて乾燥させてからまたご利用ください。物理的につぶしたりしない限り、形が崩れることはなく、何度でもご利用いただけます。