センダン(メリア)科の落葉高木、チャンチンの園芸品種です。芽出しが紅色で、後に鮮紅色から黄白色、緑色と葉が美しく変化します。桜の花と見間違う程の美しい葉色で、鳥のフラミンゴのような鮮やかなピンクは遠くからもよく目立ちます。秋にはきれいに黄色に色付く紅葉も楽しめます。
また、中国名は「香椿」で海外では「サラダの木」と呼ばれ、春の新芽を香辛野菜として収穫する事ができます。特有の苦味、風味があり、ニンニクやゴマのような香りで食欲をそそります。サクサクする歯ごたえも新鮮で春にしか味わえない野菜です。実も収穫出来るので、種取した種をスプラウトとしても魅力的な野菜ができます。
幹は直立し、樹形は細長く上部に伸びます。樹高が高くなるので、強剪定や鉢作りで樹形を整えます。1本で植えても群植しても良く、シンボルツリーにも適しています。耐寒性はマイナス5℃程度の耐寒性はありますが、寒い地域では冬季に寒風が当たる場所への植え付けは極力避けてください。
※新芽の色について、環境の変化や気候の影響などで芽出しが紅色に色づかなかったり、色づく期間が短い、また色が薄かったりする場合があります。
学名:Toona sinensis Flamingo
タイプ:センダン科チャンチン属の耐寒性落葉高木
樹高:3~8m
植栽適地:北海道南部以南(マイナス5℃程度まで)
観賞・収穫時期:4~5月(新芽)
開花期:6~7月
日照:日向むき
栽培方法:
日当たり、水はけの良い場所に腐葉土や堆肥を施して植えつけてください。土壌は選びません。肥料は9月ころと2月に根元に緩効性肥料を施してください。
剪定は落葉後に行います。植えつけ2年めより、根元にひこばえの新芽が毎年新しく数本立ちあがるので不要株を取り除きます。最初に植えつけた株の樹幹が綺麗に成長しなければ根元より切断し新しい芽を綺麗に成長させることができます。また、最初の幹を途中の高さで50、60cmで切り落としてもサイドから3~4本の新しい芽が発生し直立に分枝する樹形に成長します。植えつけ後2~3年内に強剪定を行った方が将来的な樹高を低く抑え、株立ち状の樹形を作ることができます。自然樹形を楽しむ場合は枝抜きする程度で構いません。
お届けする苗は3-3.5号ポット入りの苗です。樹高につきましては個体差があり入荷時期により多少変動することがあります。また夏以降のお届けは葉がきれいでない状態や落葉の状態の場合がございます。写真は成長時のイメージです。
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緑色に変化した葉